MGMが自社のミュージカル映画の変遷を、自社契約のスターとともに綴った一大ミュージカル映画史。
案内役にフランク=シナトラ、エリザベス=テイラー、ピーター=ローフォード、ジェームズ=スチュワート、ミッキー=ルーニー、デビー=レイノルズ、フレッド=アステア、ライザ=ミネリ、ビング=クロスビーというそうそうたるメンツを揃えた上に、かのクラーク=ゲーブル、ジュディ=ガーランド、ジーン=ケリーといった大スターが勢揃い。さらに紹介されている映画も白黒取り混ぜて、1920年代から1950年代までの56本といったら、ミュージカル映画好きにはたまらん総集編である。
しかし、たきがは、ミュージカル映画はほとんど見ないもので、まずクラーク=ゲーブルがミュージカル映画に出演していたことに驚き、フレッド=アステアの見事なタップを堪能し、ミュージカル映画といったら、これぐらいしか知らない「雨に唄えば」で感動し、といったぐらいであった。あと「オズの魔法使い」もMGMです。「オズの魔法使い」はなんと言っても、カラーと白黒の切り替えが見事で、好きな映画の一本ですが、なんというても、やはり「雨に唄えば」に並ぶものではございますまい。14,5年前に銀座でリバイバルでかかったことがあり、見に行ったもんですが、やっぱりジーン=ケリーの雨中の「雨に唄えば」のシーンは素晴らしかった! 今作でもそのシーンはまるまる堪能できます。
それにしてもミュージカル映画ってこんなに作られたんですな。最近、すっかり見なくなりましたが、何でこんなに減っちゃったんですかね?
たんぽこ通信 映画五十音リスト
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