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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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北の螢

監督:五社英雄
出演:月潟典獄(仲代達也)、おゆう(岩下志麻)、(露口茂)、永倉新八(隆大介)、(早乙女愛)、(佐藤浩市)、(夏木マリ)、(丹波哲郎)、ほか

邦画って登場人物の紹介がほとんどないですよね〜 だから、出てる人はおおむねわかるんだけど、役名がちっともわからないんで、そのまんまっす。

仲代達也氏は、個人的にはこの映画の時代がいちばん脂がのっていたと思います。黒澤映画の時代はまだ若造だし、先日の「男たちの大和」ではちょっと年取りすぎだし。

北海道開拓史残酷物語って映画です。北海道の開拓を進めるために、全国の囚人を送り込み、厳寒の北海道で道路工事に従事させる。そのあまりの過酷さに囚人が何百人も死んでいき、月潟典獄というのが、その監督官、というか、典獄というのは所長ってことらしいです。要するに囚人を人柱に道路を開通させ、これまた政府にだまくらかせられた開拓民をどんどん北海道に入れたいと。そういう話。

ただ、あまりの過酷さと、佐藤浩市氏演ずる囚人の情婦・早乙女愛さんの働きにより、囚人たちが反逆、月潟と、元は露口茂氏演ずる囚人(無期懲役の国事犯)の愛人だった、元京都の芸者おゆうは囚われの身となってしまい、真冬の北海道をさまようが、なんか唐突にヒグマに襲われ、一晩中歩いて、戻ったところは元の収治監で、くびになった月潟が囚人たちを逃がして、すでに弱り切っていたおゆうと、月潟の地元の民謡を一緒に踊る夢を見ながらエンド。と、後半部分がかなりドラマとして弱いです。まぁ、囚人の反乱はさせても、その後でどうしようか考えてなかったのがみえみえっていうか。そこまでは緊迫感もあって、なかなかおもしろかったんですが、ヒグマの登場にいたってはわけわかめな展開で、一瞬、( ゚д゚)ポカーン って置き去りにされてしまいました。何が言いたかったのだ、監督。
作中、永倉が月潟を襲うシーンも、目的がいまいちはっきりせずに ( ゚д゚)ポカーン だし。

囚人たちが月潟の過酷な扱いについに立ち上がるカタルシスか、月潟の残酷だけれど、一本通った主義か、どっちかにしぼらないと話としては弱かったなと思いました。

しかし、主題歌「北の螢」は、かかるシーンにマッチして、GJです。森進一もこの頃がいちばん脂がのっていたろうし。

五社監督だし、日本映画のエロスって、なんていうか、こうどろどろした印象があるので、そこら辺はまぁ、どっちでもいいです。

「七人の侍」の稲葉義男さんが出てはった〜!

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