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マイケル=ハリス著。三宅真理訳。文春文庫刊。

久しぶりに図書館です。

わりと淡々と、多少のユーモア(ブラック含む)も交えて、アメリカ軍の水爆実験が行われた1956年、ビキニ環礁の隣、エニウェトック環礁(←どこかで読んだなと思ったあなた、「伝説のオウガバトル秘史 Stage 9」で使いました。確信犯です)に赴任させられた著者が語る。

著者は水爆実験をこの島で14回体験させられているのだが、どちらかというと実験の話より、水爆の実験台にされた著者も含めた兵士たちが、いかに精神を病んでいったか、著者がいかに健やかさを保っていたかという話の方がメイン。中には「カッコーの巣の上で」を描いたボー=ゴールドマンも登場し、実は同作がこの水爆実験に携わったことから生まれたことなども書かれている。

アメリカ軍が第二次世界大戦末期、すでに敗戦の色濃い日本相手に原爆を落としたのは人種差別から来る人体実験だという話を聞く。同国人の兵士さえ人体実験にした彼らだ、敵対する日本人の命なんかへとも思っていなかったのだろうと思う。

淡々と綴られるだけに、むしろ、その体験の特異さと、怖ろしさがじわじわくる本。

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