出演:キリコ(郷田ほづみ)、ゴウト(富田耕生)、バニラ(千葉繁)、ココナ(川浪葉子)、フィアナ(弥永和子)、ル・シャッコ(政宗一成)、ロッチナ(銀河万丈)、バッテンタイン(戸谷公次)、キリー(亀井三郎)、アロン(野島昭生)、グラン(二又一成)、ほか
第40話が「サンサ編」の総集編で、第41話から「クエント編」。一気に見終える。
今まで謎だった組織の目的や、キリコ自身の秘密とかを一気に明かした回。
「クメン編」での頼もしい戦友ル・シャッコが復帰。そう言えば、クエント人と言ってたような… 以後、クエントのことを知らないキリコには頼もしい道案内役となるけど、クエント人はクエントでは戦えないそうで、勇ましい姿は見られない。まさかの再登場だったけど。まぁ、キデーラはイプシロンに殺されちゃったし、ポタリアはクメンにいてのキャラなので、ル・シャッコ以外にないか。
もちろんゴウトたちも健在で、いるとうるさいんだけど、いないと寂しいという絶妙なポジションを保持。
しかし、キリコがPSと戦えるというのは、てっきりミッションデスクとやらのカスタマイズかと思っていただけに、「サンサ編」でのフィアナが気づいた常人にはあり得ない回復力とか唐突な感じもなくもなかったですよ。それに、キリコが生まれながらのPSならば、ますますイプシロンの立場ないっていうか、まるでピエロではないか…
最後はフィアナともども、PSも受け入れられる世界を目指してコールドスリープ装置に入って眠りについたキリコ。わし的にはゴウトたちという仲間もいるのだし、もう少し生へのあがきを見せてほしかったような気もする。
ただ、本作、これで終わりではなくて、OVAで本編の続きとか、外伝とかいっぱい作られていて、その話ではフィアナの寿命が実は尽きていて、コールドスリープ装置に入った時にはもう死ぬ寸前だったとか、ジジリウム(ヂヂリウムとも書くそうだ)を浴びないとPSの身体が硬直するというのは組織のすり込んだデマだったとか、キリコが同じレッドショルダーに焼かれ、トラウマを植えつけられたとか(「サンサ編」でレッドショルダーの映像に過剰な反応をしていたのはそれが原因か)、後付け設定もたくさんあるらしいが、わしとしてはこれでおしまいでいいかな。
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