依頼者も男性、フェイスの口説きもなし。今回も硬派なAチーム。
ナショナル自動車の工場長ルディは、新品の部品を横流ししている工員に気づき、密かに調査を進めていたが、妻と娘の命をたてに脅され、Aチームを雇う。早速、工場に潜入したハンニバルはわざと目立つ行動をとり、連中のアジトを突き止めるが、その黒幕がわからない。Aチームの作戦や如何に?!
いや〜、3回も連続でフェイスのお色気がないと、フェイス・ファンとしては寂しいっす。やっぱりフェイスの口説きがないと華がないんだもん。とは言うものの、硬派な活動もま、Aチームらしさちゅうことで、それはそれでおもしろい話ではあります。
なんちゅうても、ハンニバルのお株を奪うようなモンキーのクレイジーっぷりが最高です。いや、ほんとにクレイジーなんだけど、コングの助演もあって輪をかけたクレイジーさが最高です。部品の横流しをして、平気で工場長を脅すような悪も、これにはたじたじ? 「何もしないで引っ込んだのか!」とかボスに怒られてるので、そこら辺、いつものことですが、根本的に荒っぽさに慣れたAチーム(特殊部隊の面目躍如)と、チンピラ風情の格の差ってやつでしょう。
さらに、モンキー、「人間盗聴器」にもなって大活躍。病院からの脱走がないのは、尺の短いテレビ版ゆえ、我慢です。
で、ルディ一家が誘拐されて、警官に容疑者扱いされてしまったAチーム、モンキーの機転でピンチは脱したものの、こんな時にもモンキーがAチーム扱いされてないってことが役に立つんですな。
でも、呑気に高級車(っぽいのですが、車種がわからない。リンカーンとかってやつですかね?)を装甲車に改造、まぁ、ここら辺のお約束はAチーム。いや、Aチームが改造しているあいだに人質が殺されるってあり得ないし。
で、堂々と乗り込んで、やりたい放題。
しかし、コングは二度もモンキーに足に重量物(一度目はシャッター、二度目は車)を落とされて災難。それより、フェイス的にはモンキーの運転で車に乗る方が一大事か? そう考えるとコングの運転て案外、安全運転なんすね。どうして真っ直ぐな道路を走ってるはずなのに、後部座席のフェイスとコングが揺れているのか、モンキー? でもこういう時にもとことん楽しそうなハンニバル、「悪い癖が出た」とかコングにまで言われてしまったのは前回だっけ?
わざと囚われたハンニバルが腕時計に仕込んだミニカセット。コングが「解析するのに何が必要」とあれこれ上げたら、すかさず「これ」って、そのものずばりのプレーヤーを差し出したフェイスがきらりん!と光ってたよ! まさにブラジャーからミサイルまで調達してみせる男!
テンポも良く、なかなかお薦めの一品。
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