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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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パラサイト

監督:ポン=ジュノ
出演:キム=ギテク(ソン=ガンホ)、キム=チュンスク(チャン=ヘジン)、キム=ギウ(チェ=ウシク)、キム=ギジョン(パク=ソダム)、ミニョク(パク=ソジュン)、パク社長(イ=ソンギュン)、パク社長の妻(チョ=ヨジョン)、パク=ダヘ(チョン=ジソ)、パク=ダソン(チョン=ヒョンジュン)、家政婦(イ=ジョンウン)、ほか
見たところ:シネマQ
韓国、2019年

公開中の映画で、何かジャンルがミステリーなんで、続きはリンク先にしまっときます。ネタバレ満載ですんで。

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アラビアのロレンス

監督:デビッド=リーン
出演:ロレンス(ピーター=オトゥール)、ファイサル王子(アレック=ギネス)、アリ(オマー=シャリフ)、アウダ(アンソニー=クイン)、アレンビー将軍(ジャック=ホーキンス)、ベントリー記者(アーサー=ケネディ)、ドライデン顧問(ホセ=ファーラー)、ブライトン大佐(アンソニー=クエイル)、ほか
見たところ:シネマパレット
イギリス・アメリカ、1962年

見たことがなかったんで見てみたんですが、見始めてから、現在のサウジアラビアの圧制につながる舞台造りに奔走したのがロレンスじゃなかったっけ…と思い始め、実際の歴史はそこまで単純ではありませんが、まぁ、よくある英雄の栄光と挫折を、砂漠を舞台にダイナミックに描いた大作という感じでした。何で映像は素晴らしく良かったんですが話としては少々、退屈でした。特に後半。

前半はアカバ陥落と、ロレンスがカイロに戻るまでなんですけど、一介のイギリス人少尉がアラブ人たちの心をつかみ、さらにオスマン帝国と組んでいたハウェイタット族のアウダを懐柔して味方につける辺りまでは砂漠の美しさと容赦ない厳しさが映像に写し取られていて、もう砂漠だけでも良かった感じでした(←いろいろと間違い)。
ただ、カイロに帰還し、アラブへの支援をいろいろと取りつけたのに、アラブのために戦ってる(つもり)のロレンスと、イギリス軍では当然のことながら思惑がすれ違うわけでして、そこら辺が露骨になる後半は、ロレンス自身は白いアラブの衣装を身につけて格好いいんですけど(ピーター=オトゥールが長身だから、なびかせるのがよく似合うし)、実態は全然格好良くなくて、一発でアラブ人じゃないってばれる容姿(金髪碧眼)なのにアラブ人の服着てりゃばれないとか言ってオスマン帝国の支配する町に潜入して、ものの見事にばれて拷問されちゃうし(口は割らなかったらしく、後で放逐されてましたが)、最後はアラブからもイギリスからも邪険にされたんで僕ちゃん帰るばりに帰国し、それが冒頭の無謀なバイク事故に繋がってたのがまぁ、格好悪いという…

ファイサル王子は、わしが思ってたサウジアラビア王家ではなく、シリア=イラク王国を経て、イラク王国の初代国王になってました。

ロレンスの心情としては徹頭徹尾アラブのため、だったんでしょうが、結果的には全て大英帝国のためになったというのが、大きな視野を持ってない英雄の限界なのかなぁという気もしました。アラブ側の評価はそんなところらしいですし。

砂漠に行った気分にひたるには良い映画ですが、それだけで3時間超は長いよね。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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墨攻

監督:ジェイコブ=チャン
出演:革離(アンディ=ラウ)、巷淹中将軍(アン=ソンギ)、梁王(ワン=ウーチェン)、逸悦(ファン=ビンビン)、子団(ウー=チーロン)、梁の王子(チェ=シウォン)、ほか
原作:酒見賢一、森秀樹
音楽:川井憲次
中国・日本・韓国・香港、2006年

GYAO!を見に行ったら、これが無料で公開されてまして、主演がアンディ=ラウだってんで、なにしろ「インファナル・アフェア」シリーズではアンディ=ラウ派のわしですんで、うはうはと鑑賞し始めたところ、敵の趙の司令官がアン=ソンギさんだったことに気づき、そういや出てたと思い出して、うはうはが止まらずに見てたんですが、後半、思いも寄らぬ方向に話が進みまして、けっこう最後は (´・ω・`) ←こんな顔でした。

紀元前370年頃の中国。小国・梁は大国・趙の侵略を受けなんとしており、墨家に助けを求めていた。だが、趙軍が目と鼻の先に現れたその時にやっと来たのは革離と名乗る男のみ。10万の大軍を相手に革離は梁を守れるのか?

って感じの粗筋だったんですが、これが前半で終わっちゃいまして、趙が撤退を偽装して、まんまと乗った梁は趙が自主的に撤退した、つまり本国が斉と交戦中との情報を得たため、そのために帰国すると勘違いしたため、そこまで時間を稼いだのは誰だって話にならずにいきなり革離が梁を乗っ取りに来たと思い込んで、もはや革離いらねって話になり、謀反をでっち上げて追い出してしまいまして、革離自身は趙との戦いのあいだに革離を慕うようになっていた王子の助けもあって無事に城から脱出するんですが、革離といい仲になってた近衛隊の逸悦や、革離に取り立てられた弓の名手・子団なんかは囚われちゃって、まぁ、ぐだぐだな展開になってしまいます。
というか、原作だと梁王がかなり愚王みたいでして、王子なんか密かに軽蔑しているようなろくでなしだったりするみたいなんですけど、映画ではまだまともっぽく描かれつつも、宰相っぽい役人と牛将軍というのの言うがままに革離の謀反を信じちゃう辺り、やっぱり馬鹿っぽかったです。まぁ、最後まで生きのびちゃうんですが。ラスト、5年後に謀反を起こされて、結局、趙に滅ぼされたって言われてるんですが。

まぁ、この後、趙も秦に滅ぼされて中国は統一されるわけなんで、小国・梁の生きのびる余地なんか最初からなかったんですけど、そういう時代の非情性というか、革離ら墨家の説く兼愛や非攻なんかは全然受け入れられなくて、それでも愛する逸悦を失って生きのびた革離は最後まで兼愛を説いたというところで終わってました。

ちゅうか、時代を原作の小説と変えたマンガ版は映画の原作ではないような… 一応、原作者に名前挙ってましたけどね。

音楽がどっかで聞いた名前だと思ったら「サンサーラ・ナーガ」シリーズ、「トワノクオン」の人だったよ。「南極日誌」もそうだったけど、そっちは忘れたよ!

趙が3本も地下道掘ってたのに、どうして革離は当たりの1本見つけたのとか、革離の知恵者ぶりに説明が足りなくて、ちょっと超人ぽい扱いだったのが残念。というか、何で墨家が軍師みたいな扱いなのか、肝心要のところがよくわかりませんでした (´・ω・`)

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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菊とギロチン

監督:瀬々敬久
出演:中浜哲(東出昌大)、古田大次郎(寛一郎)、和田久太郎(山中崇)、村木源次郎(井浦新)、大杉栄(小木戸利光)、花菊ともよ(木竜麻生)、十勝川たまえ(韓英恵)、ほか
ナレーション:永瀬正敏
日本、2018年

そういや、昨年末に一本見たのをものの見事に忘れておりまして、思い出しレビューです。まぁ、つまらなかったからなんですけどね…

関東大震災で大杉栄夫妻が甥とともに虐殺された直後の京都。大杉の死を知ったアナキストの中浜哲と古田大次郎は官憲の手を逃れて、大杉に復讐するという名目で上京する。やがて、各地で興行する女相撲の一行と知り合った中浜たちは次第に彼女らと心を通わせていくが…。

という筋なんですけど、いろいろとつまらなかったです。

まず、主役のアナキスト二人が、時代感とミスマッチで、そうでなくても周囲は時代感を醸し出しているのに、どうして主演は今風の頭してんのかなぁというのが最後まで鼻について集中できませんでした。逆に出番ちょっとでしたけど、和田久太郎と村木源次郎はなかなかの再現度だったんで(大杉は駄目駄目でしたが。もっと出番少ないから目をつぶる)主演二人、もっと今風感抜いてよ!!!と最後まで思って見てました。いきなり懐からスマホ出してもおかしくない違和感。

次にそもそものタイトル、菊、つまり女相撲とギロチン、つまり中浜哲と古田大次郎が中心のギロチン社が、もしも出逢っていたら、というのが話の発端らしいんですけど、どっちもアングラな面は持つものの、登場人物同士としてしか接点がないため、女相撲を描けば女相撲だけ、ギロチン社を描けばギロチン社だけ、というのが当然な流れになりまして、これで女相撲がギロチン社に助力していたとか、ギロチン社が女相撲を隠れ蓑にしていたとかだったら、もっと必然性もあるんでしょうけど、結局、全然関係なさそうなのくっつけてみたらおもしろそうじゃね?という発想では、話は最初から平行線というものでして、それで無駄に話が長く(3時間超)なった上、全然、おもしろくなかったんで、ぶちぶち切りながら見ました。
うーん、発想が素人過ぎておもしろくもなんともない。何で、これは見ているわしのスタンスによるんですけど、圧倒的にギロチン社の方に心情的には傾くんで、最後の方の、若い女力士が、行事もやってた男と逃げ出したけど、結局、戻ろうとして殺されちゃったという一連のくだりはくっそつまらなかったです。何しろ、女力士たちが髷結ってる上に、顔も知らない若いのばっかりなもんでいちいち覚えられず(覚えるには描き方も足りず)、あんまり思い入れもなかったのが敗因でしょう。なもんで、ラスト、女相撲が風俗違反だってんで興行中止にさせられるのに力士たちが抵抗するところで終わったのは、ほとんど (゜Д゜) な心境でした。まぁ、女相撲のパート削っちゃうとタイトルに反しちゃうんだけど、そこまで力入れるほどの出来ではなかったというのがわしの感想です。
唯一、中浜哲と心を通わせた十勝川たまえが実は朝鮮人で、大震災の時にあわや虐殺されるところだったというエピソードと、主役の花菊ともよが古田大次郎と相思相愛になったけど夫が迎えに来て、連れ帰られるところだったのを古田大次郎が助けるという展開は、古田大次郎の手作り爆弾で夫が負傷させられ、花菊に二度と近づかないのを条件に命を助けるとなり、古田大次郎の逮捕に繋がりましたが、まぁ、これも無理クリ感ありました。

あと、中浜哲が梅毒にかかってるって設定、全然、生きてないよね? この尺、無駄だよね? ていうか、監督にギロチン社やアナキストへのリスペクトが微塵も感じられなかったのがわし的には最大の敗因でした。

んで、だらだら見てたんですけど、くっそつまらなかったので、速攻で記憶はこの後見た映画に塗りつぶされたようです。てへぺろ

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神弓 -KAMIYUMI-

監督:キム=ハンミン
出演:ナミ(パク=ヘイル)、ジャイン(ムン=チェウォン)、ソグン(キム=ムヨル)、ジュシンタ将軍(リュ=スンリョン)、トルゴン王子(パク=キウン)、カンドゥ(キム=グテク)、カビョン(イ=ハヌィ)、ほか
韓国、2011年

GYAO!で無料公開してまして、見たことなかったんで見てみました。

1636年の清国の朝鮮侵略にからめて、神弓を操る叛逆者の息子ナミと、その妹ジャイン、婚約者ソグンの戦いを描く。

神弓も強かったんですが、清のジュシンタ将軍の操る六両弓(ユクリャンシ)も無双の破壊力を持っており、その対比はおもしろかったです。ただ、テンポがいささか悪く、特に再三、口にされるわりにはナミとジャインが叛逆者の子どもでただ二人の兄妹で生き残りという設定はあんまり筋に生かされてるようには思えませんでした。何かそこのくだり、すっぱり切り落としたら、もう少しすっきりした話になったんじゃないかと思わないでもありません。

ナミ役のパク=ヘイルさんはソル=ギョングの怪演が際立つ「22年目の記憶」の息子役が記憶に新しいところ。勉学にも武芸にも腰を入れなかったけど、弓の扱いだけは超一流っていうのは、どう頑張っても出世も望めない叛逆者の息子という立場がそうさせたのかもしれませんが、それだけではちょっと弱かったです。
ジャイン役のムン=チェウォンさんは、わずか30分の映画ながら、わしの涙を絞らせてくれた「あの人に逢えるまで」のヒロイン、ヨニさんでした。ええええ ((((;゜Д゜))))))) 気づかなかった… まぁ、時間も止まっちゃったような若さで「あの人」を待ち続けるヨニさんと、「武将の娘」と剣も操るし弓も射るジャインでは全然方向性が違いますが。
ソグン役のキム=ムヨルさんは映画よりも舞台の方が出演が多いよう(DBほんと便利)でした。わし的には最初は頭でっかちの儒学生かと思わせておいて、鴨緑江のほとりで皆を逃がそうとする侠気、ジャインを庇っての逃避行が良く、後半にいくに従って株を上げまくってました。
ジュシンタ将軍のリュ=スンリョンさんは「バトル・オーシャン〜海上決戦」とか「高地戦」とか今作みたいな武闘派の役柄のが多く、「7番房の奇跡」のが例外っぽいです。王子殺されて復讐の鬼と化す流れはなかなか。まぁ、侵略したのが悪いんだけどね!とかいいっこなし。
トルゴン王子役のパク=キウンさんも映画よりTVがメインみたいです。足止めのためとはいえ、ナミに残虐な殺され方(瓶に入っていた酒か油をかけられて火をつけられたので火だるまになり、ジュシンタ将軍たちが着いた時には黒焦げになってた)したのはちょっと気の毒でした。そういや、なんでジュシンタ将軍、ソグンたちよりも後だったんですかね。話の都合的にはしょうがないとはいえ、展開がちょっと雑な気がしました。ソグンと、駆けつけるナミと対決するのにラスボス登場は早すぎるとはいえ…

気になる映画はまだまだあるので、また気づいた時にGYAO!はチェックしとこうと思いました。

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