監督:ジョン=フォード
出演:ショーン=ソーントン(ジョン=ウェイン)、メアリー・ケイト=ダナハー(モーリン=オハラ)、レッド・ウィル=ダナハー(ヴィクター=マクラグレン)、ミケリーン(バリー=フィッツジェラルド)、ほか
見たところ:川崎市アートセンター・アルテリオ・シネマ
アメリカ、1952年
というわけでジョン=フォード監督生誕120周年記念の第二弾です。
アメリカから故郷のアイルランド・イニスフリーに帰ってきたショーン=ソーントンは生家を買い取り、住むようになり、隣人のメアリー・ケイト=ダナハーと親しくなる。勝ち気な性格と粗暴な兄レッド・ウィルのために婚期を逃していたメアリー・ケイトだったがショーンは結婚を申し込み、最初はレッド・ウィルにはねつけられたものの、父の旧友ミケリーンや牧師たちの協力もあってメアリー・ケイトと結婚することができた。しかし、皆の策略を知ったレッド・ウィルはメアリー・ケイトに持参金を持たせようとせず、アメリカの習わしでこれを気にしなかったショーンだったが、アイルランドの風習ではそうもいかず、とうとうメアリー・ケイトはうちを出ていってしまう。実はショーンにはボクサーだった過去があり、試合中に対戦相手を殺してしまったことで殴り合いを戒めていたのだが、ミケリーンらの説得もあり、とうとうレッド・ウィルと対決することを決意するのだった。
アメリカとアイルランドの風習の違いというエッセンスも足したジョン=ウェイン主演のラブコメです。ええ、観ていて、何度も噴き出しました。勝ち気なメアリー・ケイトの可愛さも良いのですが、ジョン=ウェインの映画には欠かせない酔っぱらい親父をミケリーンが好演、あの手この手でショーンとメアリー・ケイトをくっつけようと牧師たちと画策します。レッド・ウィルは当初はへそ曲がりの嫌なおっさんでしたが、殴り合ってしまえば、実はショーンと似た者同士、拳を通してしかわかり合えない不器用な武闘家さながらに意気投合し合うのでした。
ジョン=ウェインの相手役として最多の共演(あとは「
荒鷲の翼」「リオ・グランデの砦」「
100万ドルの血斗」「マクリントック」)したモーリン=オハラさんが最高に可愛い映画でしたv
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