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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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脱獄の報酬

監督:ジャン=ジロー
出演:ランベール(ジャン=ギャバン)、(ジャン・クロード=ブリアリ)、バルビー本部長、侯爵夫人(ダニエル・ダリュー)ほか

ちょっと配役とか探しとったら、ジャン=ギャバンの遺作だそうです。道理で「年寄り」強調してるような… たまたまなんだろうけど、ギャバンが得意としたギャング役をちょっとおちょくるようなラストはなかなかいい映画でありました。タイトルがいかしてる。1970年代までの邦題って、翻訳がうまかったな〜

刑務所から脱獄し、ローマの小さな教会に金を取りに行くランベールと同室の囚人(名前が聞き取れなかった。19年前の夜中の放送なのだが、キャストも役名もまったく表示しない! ぷんぷん、テレビ東京、手抜きすぎ)が、司教と神父に化けてローマ行きの飛行機に乗ったところ、途中でハイジャックされてしまい、予定が大幅に狂う。北アフリカのタンジールに着陸した飛行機。果たして、二人はローマにたどり着けるのか?

クライム・サスペンス、と思いきや、脱獄犯がなぜかハイジャックの乗客になってしまったあたりからコメディ要素も。侯爵夫人のダニエル=ダリューさんは、どっかで見たことあるな〜と思ったら「8人の女たち」に出てたっす。元はランベールの愛人で(しかも「愛したのはあなただけ」とか言ってくれちゃう)、競馬場の切符売りとかだったらしい。すごい出世だ。旦那の侯爵が彼女を口説くために何回も通ったとか。よほどいい女だったんだろうな〜 吹替えも来宮良子さん(「999」のプロメシューム、「演歌の花道」のナレータ)ときては熟女の匂いにくらくらするぜ。気っぷのいい啖呵を切ってたのもぐっど。

で、例によって森山周一郎さんの吹替えにはぁはぁしてたんですが、相棒はどうやら羽佐間道夫さん(「Aチーム」のハンニバル、「ロボ」のセルバンテス)で、馴染みのパリ警察の本部長バルビーさんは家弓家正さん(「ロボ」の中条長官)らしいことが判明! さらにはぁはぁしちゃいます。
特に、バルビー本部長は長年ランベールを追ってるわけなんですが、敬意なんてのもそれなりに払うような間柄なんですよ。男の友情っていうの。だから、ランベールが脱獄したことを知って、ローマまで追いかけてくるんだけど、実はハイジャックされた飛行機を救い、身代金まで取り返したって知って、逃がしてくれるわけなんですな。ランベールにしてみれば、実はローマの教会に金を埋めたんで、100万ドルなんてはした金は渡しても良かったんでしょうが、実は…って落ちが最高。ああ、ジャン=ギャバンさんはいい映画で幕を下ろしたのだな〜としみじみしてしまいました。

で、晩年の作を見てから、「望郷」とか見るのさ。それにしてもフランス映画ってなんちゅうか、一筋縄でいかないやね。

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