アルフレッド=ヒッチコック監督。ジェームズ=スチュワート、ドリス=デイ出演。
マラケシュに遊びに来たアメリカ人一家、ベン=マッケンナとジョー=マッケンナ、それに息子のハンク。バスの中でルイ=ベルナールというフランス人と知り合ったことで、一家は事件に巻き込まれてしまう。市場でルイ=ベルナールが殺され、その最後のメッセージを受け取ったベン、ところが警察に事情聴取されているあいだにハンクが誘拐されてしまった。しかもハンクを人質にとった相手は、ベンにルイ=ベルナールから受け取った「ロンドンで一国の首相が暗殺される」という情報を誰にも明かすなと言う。ロンドンは飛んだベンとジョーは、警察に協力するよういわれるが、息子の身を案じ、独力で取り戻そうとする。鍵はルイ=ベルナールが言い残した「アンブローズ・チャペル」しかない…。
懐かしい〜。ドリス=デイがジョーで、しかも有名な歌手という設定があるもので、ラストの「ケ・セラ・セラ」が印象深い名曲でした。どんなシーンで流れるんだったっけ?と思って見ていたら、母と子の絆の歌でもあった、というラスト、おもしろいサスペンスでござんす。「アンブローズ・チャペル」という言葉から息子にたどり着こうとする夫婦、さすがにヒッチコックは安心して見られますな。
ところで、ジェームズ=スチュワートの吹き替え、誰だっけ誰だっけ?と思ってみてたら、小川真司さんだったよ。「ジャイアントロボ」の幻夜だ。さすがベテラン、安心して見られる。ベンも、途中までは何とも頼りない人のいい旦那だったけど、息子が誘拐されてからは頑張った。ドリス=デイの吹き替えも、落ち着いたアルトの人を持ってきてくれたので聞きやすくてよかった。1956年の作。この時代のハリウッド映画はいいもの作るのぅ〜
たんぽこ通信 映画五十音リスト
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