原作:諸星大二郎
監督・脚本:安濃高志
出演:武(佐々木望)、菊池彦(速水奨)、隼人(田付貴彦)、美弥(鶴ひろみ)、武の母(松原雅子)、小泉(石森達幸)、慈空上人(藤本譲)、泥酔(大山豊)、竹内(鈴木瑞穂)、ほか
音楽:川井憲次
たきがはの大好きな諸星大二郎さんの「暗黒神話」のアニメ化でやんす。初めて読んだ時は、ジグソーのピースのように、日本の神話がかっちりとはまっていく筋の巧みさに震えが来るくらいの衝撃を受けました。
アニメ化にありがちなオリジナル要素は少なくて、声優さんも実力者揃い。佐々木望さんと速水奨さんの対決に至っては、「タクティクス・オウガ(SS版)」を彷彿とさせます(佐々木さんがデニムで速水さんが黒ランス)。
日本に散りばめられた遺跡と神話が、武の歩みとともにはまり、壮大なスケールの話が展開される、いつまでも色あせることのない傑作です。
1点、出雲で武を拉致した菊池彦が、武と別れさせられる仕掛けは原作と違うようなんですが何で変えたんだろう?
[0回]
PR