監督:ジョージ=キューカー
出演:アマンダ=デル(マリリン=モンロー)、ジャン・マルク=クレマン(イヴ=モンタン)、ほか
1960年、アメリカ
タイトルを見てわかるとおり、マリリンとイヴ=モンタンのラブコメディーです。最初はどこぞの大富豪の話から始まりまして、何のことやらと思いますが、その大富豪がイヴ=モンタンで、彼が自分を風刺したコメディ劇をやると知り、リハーサルに乗り込んでいったら、そこでマリリンに会ってしまい、しかも風刺される本人そっくりの役者と間違えられて、後は彼を見守る部下や重役、劇団の恵まれないスターや団長なども巻き込んでのコメディーです。
なにしろマリリンが登場しているというだけで安心して見られます。彼女の舌っ足らずな歌声も健在ですし、キャラは例によってお馬鹿ですが可愛らしいし、モンタンですから歌はいいし、良作。
フランス出身の大富豪ジャン・マルク=クレマン。ある日、ニューヨークに戻ってきたら、部下から自分を風刺した劇をやると聞かされ、リハーサルを見学に行く。ところがそこで唄うアマンダに一目惚れしてしまった上、クレマン役志望のそっくりな役者と間違えられたもので、そのまま新人役者として劇団に居座ってしまう。アマンダの気を引こうと、コメディーを習ったり、歌を習うクレマン。しかし、いざ、自分が本物のクレマンだと打ち明けても、アマンダはなかなか信じてくれず…。
部下も重役もいい人で、嫌な奴が出ません。最初はアル中で登場するトニーも、実はなかなかチャンスをつかめないだけだとわかるし、金にあかせていろいろ試したクレマンですが、アマンダから「トニーにチャンスをあげたい」と言われて譲ったりしますし、それ以上の発展もありません。
クレマンにコメディーを教えてくれと言われて教えるスターのバールさんが、ちょっと気の毒でおもしろかったです。
たんぽこ通信 映画五十音リスト
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