監督:ケン=アナキン、ベルンハルト=ヴィッキ、アンドリュー=マートン
出演: ベンジャミン・バンダーボルト中佐(ジョン=ウェイン)、ノーマン・コータ准将(ロバート=ミッチャム)、セオドア・ルーズベルト准将(ヘンリー=フォンダ)、トム・ニュートン大佐(エディ=アルバート)、デビッド・キャンベル(リチャード=バートン)、ギュンター・ブルーメントリット歩兵大将(クルト=ユルゲンス)、他
1962年、アメリカ
キャストを見てもわかるようにお祭り的な感じの映画ですが、アメリカ映画には珍しくドイツ人やフランス人の出演者がちゃんと自国語を話していて、作戦や状況の説明がドキュメンタリータッチな、第二次世界大戦中のノルマンディー上陸作戦を描いた映画です。
アメリカ・イギリス・カナダの連合国軍だけでなく、ナチス・ドイツやフランスのレジスタンスを描き、特にナチス・ドイツの描き方が通り一遍の、この時代にはよくあった狂信的な敵じゃないというのは、時代を考えるとかなり珍しく、1962年というとハリウッド黄金時代の終盤なんですが、最後の輝きと言ってもいいような大作であります。
出演者のトップにジョン=ウェインがクレジットされておりますように、フランスに乗り込んだ空挺部隊の戦いがけっこうメインに描かれ、「プライベート・ライアン」のようなオマハ・ビーチの戦いがクライマックス。戦闘シーンはどうしても大局的なものは描けないので部分的な感じがしますが、ドイツ側の事情も描きつつ、ノルマンディーで勝ったのはけっこう博打的な部分も強かったんだな〜と思ったり。
ああ、そうか、上陸戦にも時間を割いたのはロバート=ミッチャム氏がいるせいですな。
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