監督:ジョージ・ロイ=ヒル
出演:ヘンリー=ゴンドーフ(ポール=ニューマン)、ジョニー=フッカー(ロバート=レッドフォード)、ドイル=ロネガン(ロバート=ショウ)、スナイダー警部補(チャールズ=ダーニング)、JJ(レイ=ウォルストン)、ビリー(アイリーン=ブレナン)、ロレッタ(ディミトラ=アーリス)、ほか
音楽:マーヴィン=ハムリッシュ
見たところ:シネプレックス平塚
アメリカ、1973年
「
明日に向かって撃て」「
左ききの拳銃」「
ハスラー2」「
評決」などに主演されたポール=ニューマン氏の代表作と言ってもいい傑作です。アカデミー賞は取ってませんが、たきがはは「
風と共に去りぬ」でクラーク=ゲーブル氏が主演男優賞にノミネートさえされてない事実を知ってから、あんまり信用してませんので、まぁ、好みの問題もありますけど、ポール=ニューマン氏の色っぽさと格好良さとちょい悪親父っぷりを堪能したかったら、文句なしにこれをお薦めしますv
イリノイ州のジョリエットという町でイカサマをして日銭を稼ぐジョニー=フッカーは、大物ギャング・ドイル=ロネガンの金をそれとは知らずに奪ったことで怒りを買い、師とも仰ぐ相棒のルーサーを殺され、シカゴに逃れる。そこにはルーサーの知り合いで詐欺師生活30年のベテラン・ヘンリー=ゴンドーフがおり、ロネガンへの復讐を手伝ってもらおうと企んだのだ。フッカーの話に乗ったゴンドーフは仲間を集めてロネガンをひっかける詐欺の計画を立てる。だが、そこにフッカーを追うジョリエットの悪徳警官スナイダー、ロネガンが差し向けた暗殺者サリーノ、ゴンドーフをつけ狙うFBIまで現われて事態は混沌としてくるが…。
「明日に向かって撃て」でコンビを組んだロバート=レッドフォード氏との再共演で大ヒットを果たした今作。ゴンドーフの老獪さ、したたかさも格好いいのですが、彼が右腕と頼む仲間たち、フッカーとかJJ以外の面々の仕事っぷりも格好いいです。自分に与えられた役割をきっちりこなすプロばかり、それぞれができる仕事は小さくても、全員が集まった時に大物ギャングを懲らしめる、しかも相手には騙されたと思わせないという気配りっぷりが最高です。
ロバート=レッドフォード氏が後年、「
SNEAKERS」で今度はハイテク詐欺師のリーダーになったのを見て、すっかり老けたのぅと感慨にふけるのもまた楽し。
たんぽこ通信 映画五十音リスト
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