今日でまいさんが亡くなって丸12年が経ってしまいました。
月日の流れるのは早いものです。まいさんはいまもわしの中で燦然たる存在感を持ってそこにいるのに、現実に君がいないことがもう12年。あれから、わしもいろいろありました。一生、いると思ってた水俣には居着けなくて、早々に出戻ってしまいましたし、東日本大震災もありました。まいさんと一緒に海外に行って、いろいろなことも知らされました。いまも、いろいろなことを知らなければなりません。
そう言えば、いまでこそ、当たり前になりましたが、わしが添加物とかを意識して、手作りをするようになったのはできるだけまいさんの身体にいいものを食べさせてあげたかったからでした。独り暮らしに分不相応などでかい冷蔵庫(400リットル超)を買ったのは、フロンガスを使ってないのが決め手になったPanasonicでしたが、まいさんのために買う野菜がどんどん消化しきれなくなっていくからでした。
いまのわしがあるのは、やっぱりまいさんのおかげで、それはまいさんの体重35グラムよりもずっと重いのです。だから、わしはたかが1匹のハムスターとはとても言えない。まいさんの重みはわしにしかわからなくても最近はそれでいいと思います。
わしが全面的に唯物論に傾かないのは、死んだらまいさんと同じところ!という励みがあるからで、そんな阿呆らしと思っても、やっぱり心のどこかで期待しています。まあ、たぶん、死ぬ時にそれだけをお題目のように唱えて逝くんだと思います。
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