上の粗筋:たきがは家はふだん、テレビでしか鑑賞しない箱根駅伝を見に箱根へやってきた。ゴール裏で見られて満足するも、帰りの船が1時間待ちで大湧谷行って、黒卵を食べよう企画がぼしゃってしまう。翌日はスタートか見るか、途中の宮ノ下で見るか、たきがは家の明日はどっちだ?!(この話は実話です)
というわけで、前日の晩に家族会議。
たきがははスタート地点から見たい派。なぜって箱根まで来たから。そうでなくても6区のスタートなんて、テレビで見ていたって見たことがない。箱根に来たのだから、スタートから見ねば。と主張。
家族は途中の宮ノ下でもいい派。スタート地点まで行きたいのはやまやまだが、朝ご飯が宿で食べられない。しかも、昨日のゴールを見ればわかるように、混み混み。だったら、宮ノ下ならバス一本で行けるし、朝ご飯も食べられるし、いいのでは。
というわけで、宮ノ下で見ることに。さらに、ちょっと贅沢に、荷物を宿で預けて、湯本で受け取ろうということに。
身軽になって宮ノ下へレッツ・ゴウ!
すでに人はそれなりにいたものの、さすがに昨日のゴールほどではない。ほどなく交通規制が始まり、最前列でがぶり寄り。オオ〜、イイ席確保デキマシタ〜
さらに、おそらくマスコミ関係者だと思うのだが、選手が通るときの応援を練習。音頭取って名前を連呼するだけだが、これが楽しいです〜v 聞こえる選手にも励みになるんだそうです〜v
いざ、東洋大の選手が通過! イチカワ! イチカワ! なんか盛り上がってまいりましたよ〜
さらに2位の山梨学院大と3位の中央大が併走して通過! タグチ! ヤマシタ!
さらにどっかの大学はだんごで通過! といった調子で最後の20校目が通過するまで旗を振って応援。すっかり味を占めたたきがは家の面々、来年も箱根に来ようか〜とか言い始める。
さて、今日の課題を忘れてはならぬ。昨日行けなかった大湧谷へ行って、黒卵を食うんだぜ〜
というわけで宮ノ下駅まで歩き、ケーブルカーに乗る。
さらにロープウェイに乗って、大湧谷へ。ゆきちゃんのスタンプを押して、見事、コンプリート!
いざ、黒卵。
さぶい〜!!!天気は昨日よりも良くなく、曇りがち。今日は富士山も見えぬ。そして、大湧谷の噴煙は山を隠すほど。
それなのに、人はなぜこんなところまで来て黒卵を食べようとするのだろう?
人はなぜ、こんなところで食べる黒卵を美味しいと思うのだろう?
人はなぜ…
そんなことはどうでもいい!そして、秋に来た時は3匹くらいいた猫が、母1、子1に減っていた。過酷な環境だしなぁ。食べる物と言っても観光客がくれる卵ぐらいなのかなぁ? 下の売店で残り物とか食べるのかなぁ? 噴煙で濡れそぼった子猫。
しかし、舌が肥えているというか、たきがはのよこした白身には見向きもせぬ。ちっ、贅沢な奴め…
親子。
やっと満足したので、次はどこへ行くか、家族会議。
なにしろ、大湧谷という半端なところにいるもんで、施設の集中している強羅、仙石原、元箱根とどこも遠い。さらに、帰りの時間なんかも考えると、あちこちをうろつくわけにもいかない。
というわけで、成川美術館に決定する。
桃源台に下りて、3度目の船に。まさかなぁ、こんなに船に乗るとは思わなかったよ… 凄いよ、フリーパス。
赤い船、ロワイヤル号。さすがのたきがはも今日は寒いので、あんまり写真を撮りませんでしたが、船内はうろつきました。
緑の船にも乗りたかったなぁ。
成川美術館は元箱根港の正面にある、芦ノ湖を一望に見渡せる美術館だ。だから、船に乗ったら元箱根まで行けばいいのだが、父が駅伝のクライマックスを見たいと言い出す。
で、箱根町に駅伝ミュージアムがあるので下りる。しかし、駅伝ミュージアムには現在の中継を流すようなサービスはやっていないのだ。ちぇっ…
しょうがないので、店内にテレビを置いている食堂を探すも、それもなし。確かに、駅伝見ると長いんで、3時間ぐらい、客に居座られますからなぁ。
やっと、店頭に置いてあるテレビを見つけ、父はそこで鑑賞。わしらはせっかく来たってんで、船の時間もにらみつつ、駅伝ミュージアムへ。
たきがは、こういう博物館、美術館系はやたらに時間がかかります。文字を全部読まないと気が済まないから。でも、駆け足で1時間で見てきました。それなりにおもしろかったですよ。
そして、船で元箱根へ。すでに1号線が渋滞していたのでバスはきついのと、船の時間に合わせたから。
その時! こんなところでもオウガ・ファンの血は健在だぜ! パウル違いの人の石碑をはけ〜ん!
たきがはは初めて「オウガバトル64」をプレイした時に、「傭兵団」というマップに行ったへそ曲がりです。そこで加入したパウル=ルキシュくんが大好きですv くそ生意気な口だけ小僧とか言っちゃだめ。エウロペアさん&ビスク&イービルソードのが強くても、やっぱりパウル・ルートに行きたいぐらい、たきがははパウル好きです。
いや、そもそも、この石碑、パウル=ルキシュじゃないし!
船で元箱根へ。成川美術館へ。2階の喫茶室から芦ノ湖を一望でき、天気が良ければ富士山も拝めるのが売り。たまには日本画も鑑賞。
そして、やっと見えた富士山! ほとんどワカリマセンネ〜
いよいよ帰り足。畑宿を通るバスで湯本へ。お土産を買って、最後の電車に乗る。
さらば、湯本。さらば、箱根。また来る日まで、さようなら。
乗ったわけじゃないんだけど、古い箱根登山鉄道の車体があったので、撮ってみた。
3日間お世話になった箱根フリーパス。小田原駅で回収されるかな〜と思って撮ってみたら、手元に残りました。まぁ、それはそれでいいか。
かくして、たきがは家の冬休みは終わった。また来年も、駅伝を見に行きたいねぇと話すのであった。
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