たきがはの温泉体験の原点はあちこちで言及しているが箱根である。しかし箱根といっても広うござんす。湯本か? 大平台か? 小涌園か? 強羅か? かくも多彩な箱根のなかで、ちょっと外れた仙石原にある、たきがは父の会社の保養所が、このフォレスト箱根であった。おかげで安く泊まれる上に、飯も美味い、施設もきれいと言うことない上、ここの硫黄風呂は絶品なのだった。
何が絶品といって、たきがはに硫黄=熱いをすり込んだ張本人であり、温泉=熱くなければならない、それもうめるほど、とすり込んだ張本人でもある。
たきがはも今は心の湯No.1は水俣の湯の鶴温泉・あさひ荘であるのだが、滅多に行ける場所ではない。
10年ぶりに原点に返ろうという話である。しかしたきがは家の本命は、箱根駅伝の見学だ。
さて冬の箱根。冬に来るのは久々の上、たきがは家ドライバー2名(わしと妹さん)が、冬仕様のタイヤがないことを理由に運転を断る。
で、レンタカーにするか、電車・バスにするか、と検討したところ、そうでなくても箱根は混む。せっかく車で動いても、渋滞して間に合わないのはいや。だったら、箱根の99%の乗り物に乗れる箱根フリーパスがあるから、そっちにしよう。その方が安いし。と家族会議で決定。
フリーパスは小田原からだ。3日間の使用で4400円と超お得。上述したように、箱根の乗り物にほぼ全部乗れる上、ロープウェイと船に乗れば、確実に元が取れるからだ。しかも環境にも優しいし。いっそ、箱根には一般自動車の侵入は禁止にしちまえ〜とか暴言を吐くたきがはであった。
で、フォレスト箱根への行き方なのだが、あいにくと日帰り入浴はやってないので、参考までに。
小田原、あるいは箱根湯本から仙石原方面に行くバスに乗る。品の木・箱根ハイランドホテル前で降りて、5分ぐらい歩く。
しかし、せっかくのフリーパスだ。湯本からバスに乗るなんてもったいないし、つまらない。だいたい、バスでは酔っても逃げ道がない。
というわけで、小田原から小田急線の車両で湯本まで。湯本から強羅まで箱根登山鉄道で。強羅から箱根施設めぐりバスで、品の木まで行くことに。
そして久々に乗った箱根登山鉄道だ。
スイッチバックを3回やって、「天下の険♪」と唄われた箱根の山路を登っていく強者。眺めもいいし、何より楽しい。
で、強羅でバスに乗り換えて、品の木へ。
そのフォレスト箱根のフロントにいた奇っ怪な生き物だ。
プレコというらしい。すっかり「プレコ〜」と呼んでいたが、フルネームは
プレコストムスという吸いつきナマズらしい。へぇ〜、ナマズ。あと、プレコにもいろいろいるのだが、どのプレコかは不明。ここでは水槽にくっついていたが、寝ていたり、いろいろユーモラスな動きであった。
そして、宿に着いたら温泉だ! 懐かしの露天風呂へレッツ・ゴウ!
ぬるいです〜源泉が痩せてしまったのか、なんと、10年も来てないあいだに、冬には加温しないといけない温泉になっていたのだ。おーまいがーッ!
臭いは申し分のない硫黄臭。身体中が温泉卵になったような臭いで、手を入れたら見えない湯ノ花の量も言うことないのだが、温度がぬるすぎる〜orz
また、どこか、いい温泉、見つけないとな〜
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