たきがはの長年の課題のひとつに、猫を振り返らせるようになるというのがある。猫の鳴き声を真似て、猫を振り返せられたら課題終了という、単純なものであるが、やったことのある人は知っていると思うんだが、これがどうして、なかなか至難の業であって、たきがははいまだに、思うように猫を振り返させられたことはない。しかし、世には江戸屋猫八さんのような人もいるのだから、たきがはも練習次第でいつかできるようになるのではないかという、まっこと薄弱な根拠によって、日々猫を見かけては修練を積んでいるのであった。
ちなみに、たきがはがどうしてターゲットをはむこさんにしないのかというと、はむこさんはそこらで簡単に見かけるわけではないので練習がしづらいのと、たきがはがお付き合いしたはむこさんは、我が最愛のスウィートハニーにして、たきがは家にやって来て、お星様になってしまったマイエンジェル、まいさんだけなので、はっきり認識している、はむこさんの鳴き声は、まいさんに怒られた、じーじー鳴く声だけだったので、練習しようがないという理由もあったりする。
かくして、たきがはは今日も猫を見かけては修練に励む(傍目には単に猫の鳴き声を真似してるだけの怪しい人なのが痛い)。
いつかきっと、猫は振り返ってくれるに違いない。しかし、今すぐって話でもないので、いまだに片づかないのも、まごうことなき事実なのであった。
にゃーん
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