おそらく、神奈川県では有数の本屋チェーン店であろう有隣堂。紀伊国屋とか八重洲ブックセンター(名前違うかも。本、買ったことないんで)に行くほどでもない、そこそこ専門書とかマイナーな本を入手するにはありがたいお店。
だったのは昨日までの話。
今日、どうしても買わなければならない専門書があって、どうせ在庫なんてねーだろうから取り寄せを頼もうと思っていた。有隣堂は県下に20店舗くらいある。たきがはの住んでる市にある有隣堂は駅から1分以内、地上4階地下1階となかなか大きな構えなんであるが、想像どおり、在庫はなく、お取り寄せ。
「取り扱いできません」2006年4月の本でもう絶版か? 早すぎるぞ!
ふるっていたのはその先の台詞だ。
「うちと直接取引のない書店なんで、連絡先がわからないんですよ〜」
まじですか。本屋として、その姿勢、なんか間違ってませんか。つーか、インターネットがこれだけ普及した現在、本屋たるもの、たとえ取引のない出版社でも連絡先の一覧ぐらい持ってるものじゃありませんか。これが個人の本屋ならわからんでもありませんが、仮にもあんた、有隣堂やろう?
手に入れられないと困るし、あと2週間でほしいので、有隣堂は諦めて、別のルートで入手することにして、その先は断った。
そもそもは、図書館に在庫があれば何の問題もなかったのに。
いや、それを言うなら、日本の出版の流通事情を鑑みた時、ン十万冊の本を流通させるのが根本的に間違ってるんじゃないか。本て買う物って意識があるけど、もしも自分ちから歩いていける範囲に在庫がたっぷり、「無い本も他館から借りられま〜す」って図書館があったら、本を買うのは一部の蔵書マニアだけになるだろう。でも、日本の図書館事情は欧米以上にお寒い状況なので、1館あたりの人口は4万人以上だし、それもあくまで平均で、県によっては村にはまったく図書館がない県もあるそうな。そして、歩いていける範囲に図書館、といったら、ほぼ小学校区で、全国に2万の図書館が要るんだとか。ちなみにいまの日本全国の図書館数は2千越えたぐらいだ。10倍か。
たきがはが頑張っ(たつもり)て、厳選し(たつもり)て、金をつぎ込んで集めた本も、図書館の在庫に比べれば雀の涙。ならば、本を図書館にあげちゃって(だぶるのは当然、売って)、自分の本棚にしちゃえば、うちの本棚要らなくなるよな〜。まぁ、辞書は手元に置いておかないといけないけど、全部絶版になってる筒井百々子さんの漫画も手元に置いておきたいけど。資料なんていったって、実際、開いたことないよなぁ。
もっと便利な図書館、できたらいいのになぁ。
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