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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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DMZツアーほか

DMZとは南北国境線の南北2kmの非武装地帯のことです。板門店ツアーと違って服装の規定が少々緩いですが、どちらも韓国の人たちが行けないことに代わりはなく、外国人専門のツアーとなっています。あと非武装地帯といっても国境線沿いですのでパスポートが必須です。

さらに南北間の緊張が募っているせいで板門店ツアーが限られた日数になっており、予約は3日前まで(警備する国連軍に「こういう人が行くよ」とリストを送り、そのリストとパスポートを照合するためらしいです)にしなければならず、行けるのはいきなり1週間後と言われてしまいます。うぇぇ…

たきがはがソウルに宿をとったゲストハウスは、地下鉄の市庁1番出口からすぐという最高のロケーションを誇るんですが、それだけに人気も高いらしく、2泊しかできないと言われてしまいます。
しょうがないので、ソウルの次はいよいよ中国に行こうと思っていたのでルートをあれこれ思案しまして、飛行機ではなく、仁川(インチョン)港からフェリーでも行けるというんで「1泊してる間に移動する」という言葉の美味しさにつられて(実際は2泊になったんですが)、船に乗るのに荷物が重くて大変だったことも忘れてフェリーで行くことを決めます。で板門店ツアーが半日で終わる(1〜2時くらいにはソウルに帰っている)ので、船便との兼ね合いもあり、板門店から帰ったら、そのまま中国に出発という慌ただしい日程となったのでした。だって営口行きのフェリーは火曜日と土曜日しか運行していないもんで、目的地・瀋陽(シェンヤン)(ほんとは撫順(フーシュン)のが便利だったけど列車とかとの兼ね合いもあり、結果的に瀋陽で良かった)に行くには大連よりも営口のがいいと思ったんですけど、この後の営口ターミナルでのすったもんだを思うと大連のが良かったような気がするけど、その場合、出会いもなかったわけなので、まぁ、これは結果オーライということで…。

閑話休題。

というわけでDMZツアーです。日本語のツアーは2人からと言われてしまったので泣く泣く英語ツアーに参加するわたくし。何言っているかほとんどわかりませんが、さんざん「トノ」と言っていたのは「トンネル」のことだと最後で気づきましたよ。

車窓からの風景。二重の鉄条網の向こう側がDMZです。



わしの乗ってったバス。当日はゲストハウスまでお迎えに来てくれて、ワゴン車で移動していたので「何だ少人数かい」と思っていたら、最後はこっちのバスに移りました。で、似たようなツアーがいくつもあるので(板門店に行ったのは別の会社のツアー)間違えないようにと思ってバスのナンバーを撮ったのです。まぁ、結果的には覚えやすい番号だったので間違えようもなかったのですが。



最初に案内された臨津江(イムジンガン)公園から眺めた自由の橋(赤枠内)。青枠内は日帝時代には大陸まで繋がっていた線路。
日本が滅茶滅茶にしてしまったこの国の歴史を思い、やるせない気持ちになります。



上の写真の右の図。こんな風に観光バスがいっぱいいるのです。



臨津江の流れ。川の向こうは朝鮮民主主義人民共和国です。まさに「橋のない川(住井すゑ著)」です。



臨津江公園にある遊園地。ここは朝鮮戦争の前に北から来た人たちが帰れぬ故郷を思って年に1回、旧盆の時にまとまった行事を行う(下の下の写真の赤枠内がそのための石碑)ところだそうで、韓国の人も臨津江公園までは来られるそうです。ただ、曜日によるのか、誰も遊んでいない遊園地というのは寂しいものだなぁと思いました。



日帝時代に使っていた蒸気機関車が飾ってあるエリア。統一を願うメッセージもいっぱい。



日帝時代は繋がっていたのに、今は何も走らない線路が悲しい。



京幾(キョンギ)線は文山(ムンサン)(いちばん左の駅)駅が終点ですが、かつては開城(ケソン)、平壌まで繋がっていたのだよという案内図。現在もDMZ列車ということで都羅山(トラサン)駅まで走っています。限られた人しか乗れないのだと思っていたら、誰でも乗れるそうですよ?



個人で来たら、けっこう見るところの多い臨津江公園。ツアーなんで駆け足です。



第3トンネルで熱弁(ただし英語)を振るうガイドの兄ちゃん。



何となく顔は隠してみました。

JSA」のイ=スヒョク(イ=ビョンホン)とソフィー(イ=ヨンエ)だろうと思われる人形。けっこうあちこちに置いてあります。どうしてスヒョクなんだろうと思ったら、オ=ギョンピル(ソン=ガンホ)は北側の兵士だからなんだな…。一応、主役だし。



第3トンネルというのは北側が掘ったとされるソウル侵攻用のトンネルです。第4まであるそうですが、いちばん長いらしいです。
見学には荷物を預け(通路が狭いから)、工事用の黄色いヘルメットをかぶって下りていきます。高さも身長165cmのわしでさえ、かがまないと通れない低いところがあり、白人さんの多いこのツアーでは大変そうですが、専用のモーターカーで下りることもできるようなんで、徒歩で下りたのはガイドの兄ちゃんの好みかもしれません。兄ちゃん健脚だったし…

内部は撮影禁止で、板門店ほど厳しくありませんでしたが、ガイドさんの言うことは守りましょう。最悪の場合、ツアーそのものが中止になっちゃいます。
板門店のガイドさんが言うには実際、別の理由でツアーが中断されたこともあるそうですんで。南北朝鮮は単に休戦中であり、いつでも交戦状態に巻き込まれてもおかしくない場所だという自覚が必要です。さすがにマイルールの中国人さえガイドの言うことには逆らいませんでした(国内ではもっと凄かった)。

第3トンネルを往復して、へとへとになってバスに戻るわたくし。

その後は都羅(トラ)展望台です。

天気がいいとこんなものが見えるよという観覧ガイド。当日は霧がちな天気だったので巨大な金日成像は見えず…。



京幾線の現在の終点、都羅山駅。



都羅山駅で買える入場券。1000ウォンなり。



龍山(ヨンサン)駅行きのDMZ列車の案内。龍山駅は地下鉄1号線でソウル駅の2つ南です。地方の駅からソウル行きのKTXはこの龍山駅が終点のが多いです。



これが別の日に偶然見かけた、ソウル駅に入ってきたDMZ列車。DMZってラッピングが派手。都羅山駅を発つのが4時なのでソウルには1時間20分で到着です。



上の方の写真と一緒ですが、京幾線の路線図。



都羅山駅のホーム。



ツアーの最後に連れていかれた高麗人参センター。



「トンカス」という綴りで愛されているトンカツ。これは晩ご飯のソースカツ丼ですが、カツ丼も見かけます。おかげでわざわざお高い日本食のレストランとか日本風の居酒屋に行かなくても良かったです。ただ味噌汁は期待しない方がよろしいかと。



中国のビザを韓国で取ることとかも考えて、翌日は中国大使館に行く予定です。

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