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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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アレンの狩り日記36

農場も拡張できないし、武器や防具も新しく作れる物がそれほど増えたわけでもないし、行けるところは相変わらず渓流、水没林、砂原、凍土、孤島だけとあって、少し退屈しかけていたところ、私は初めて奴に会ってしまった。ジンオウガ、ハンターではなくても知っている有名なモンスターだ。

今日はドスファンゴを狩ってほしいという依頼を受け、久しぶりに渓流に行った。何でもドスファンゴに落ち着きがなく、畑を荒らしたからなんだそうだが、確かに現れた時のドスファンゴは、いきり立っているようにも、何かに怯えていたようにも見えた。
ドスファンゴは、前回と同様、わりと簡単に片づいたが、その時、私の背中を冷たい汗が流れた。ドスファンゴが落ち着かなかったわけだ。森も、いつの間にか静まりかえっていた。

そいつはゆっくりと巨体を表わした。黄色と青の特徴的な鱗、その動きとともに空中に放電する雷狼竜、ジンオウガだった。

無謀にも私はそいつに挑んだが、わずか3発喰らっただけでのされてしまい、諦めて村に帰った。

ジンオウガが現れたことは村長も知っており、最近、大型モンスターたちがユクモ村近くに現れるようになったのは、ジンオウガのせいではないかとも考えていたようだ。
そして村長は言った。「今のあなたには、まだジンオウガを倒すことはできないでしょう。ですがいずれ、あなたがもっと強くなった時に改めて依頼をさせていただきます」と。

退屈だ、などとは言っていられなくなった。私はジンオウガと戦えるよう、もっともっと強くならなければならなくなったのだから。

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