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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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バベルの籠城編 第3話

樊瑞&孔明対九大天王(といっても5人しかおらんけど。戴宗、大塚署長、影丸、ディック、天童)の戦いです。いや〜、OVAから、こんなシーンが見られる日が来るとは…・゚・(つД`)・゚・

ファンとしては感涙物ですよ、今川監督ッ!

え〜、大阪行ったりしてたんで遅れましたが、続きは例によって下へ。

いくつかの漫画がクライマックスを迎える模様です。

「ミカるんX」は、やっぱり最終回になるようで、第3部はないんだね… (´・ω・`) 
「マジンガー」はややこしいんですが、今は回想編のようです。十蔵博士いいよ、おじいちゃん。
「星矢」って漫画っていうより大ゴマの多用で絵物語に見えてきました。戦闘漫画なのに動きが感じられん…
「ラインバレル」は敵キャラまで入ると見分けがつきません。そうでなくてもロボット戦がわけわかめ(見分けがつかないから)なのに、人間ドラマでもそれは辛い…

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青面獣の楊志3

いよいよ本命のEpisode 4です。

前回のラストでロボ対ウラエヌスMk II、ロボ対フォーグラーの戦いを見守るだけだったエキスパートの皆さん。しかし、ジャイアントロボが大怪球の前に倒れ、地に墜ちたところで、真っ先に動いたのは楊志でした。


電磁ネットワイヤーを持ち上げる姐さんの勇姿。

彼女と戴宗の一喝で一清と銀鈴は我に返り、大作を救うべく動き出します。こういう判断の速さっていうの、九大天王にひけを取らない度胸の良さは、楊志ならではだと思うんだ〜
一清は即座に動き出し、エキスパートたちにグレタガルボに避難するよう伝えますが、銀鈴はフォーグラー博士の姿に動けません。なにしろ前回のラストで「お父様」って言っちゃっいましたからね、世界の破壊者(この時点では)フォーグラー博士の娘かよッ?!って突っ込んだ視聴者も多かったかもしれません。Episode 2でイワンが涙ながらに語るバシュタールの惨劇を思うと、その複雑な心境は測りしれません。ましてやラストまで見てると、その動揺たるや、かなりのものだったのだろうと思いますが、戴宗が何か全部わかってるって顔で「どうした?」って言うものだから、銀鈴、気を取り直して、表情も凛々しくなって一清の後を追います。
こういうことがさりげなくできてしまう戴宗、27歳とは思えぬ老成ぶりです…

ですが、楊志が電磁ネットワイヤーメカを木に縛りつけたところで行こうと戴宗に促すと、兄貴は頼みがあることを告げるのでした。


兄貴の言葉に、何か感じるところのありそうな姐さん


戴宗から楊志へ、楊志から大作と鉄牛へ、確かに受け継がれた思い(一清は立派な大人だし、銀鈴はむしろEpisode 5に入るとフォーグラー博士の最期を知って動揺してしまうので、大作と鉄牛)

さて、たきがはの妄想はここら辺から始まります。ここから話が前後するのでご注意。

この後、グレタガルボに避難した楊志は、大作が「ジャイアントロボはもう言うことをきいてくれないんだ。ぐしぐし」と泣いているところに一喝します。「何でうちの亭主があそこで頑張ってるのか」と言って、初の夫婦宣言です。まぁ、大作や銀鈴、鉄牛たちには戴宗が一人、上海に残ったことの方が大きいので、作中ではキャラクターたちは2人が夫婦であることは知っていたと思うんですけど。
ただこの2人、一応、設定ではドミノ作戦の時に結ばれたことになってるんですよね。ドミノ作戦というのは、言わずとしれた眩惑のセルバンテスが戴宗に倒され、衝撃のアルベルトの右目も奪ったという未公開エピソードの1つです。ただ、なにしろ相手が十傑集(「十傑衆」は「地球の燃え尽きる日」の方じゃったよ…)2人ですから、いくら戴宗が九大天王とはいえ、そうとう苦戦もしたはず、なにしろアルベルトとセルバンテスは盟友として、共同作戦を採ることのない十傑集の中でも例外的に組むことがあった、なんて言われてるくらいです。気のあった十傑集2人の攻撃はアルベルト1人よりもよほど恐ろしいものだったはずです。しかも、この時に戴宗と楊志が結ばれた〜?! 妄想はだんだん膨れ上がるわけです。
さて、わしが考えたのは、楊志が戴宗のピンチを救ったのではないか、というわりと誰でも考えつきそうなアイデアでした。そこに楊志が「青面獣」とあだ名される青い肌の理由もつけたらいけるんじゃね?と、たきがは初のアニメ二次〜?!となるかと思われましたが、まだ書いてないんだ…(´・ω・`)
どうせアイデアだけなんで書いておきますと、楊志は戴宗の命を救うため、輸血を敢行したものの、自身の血液が足りなくなり、逆にピンチに。人工血液が輸血されたけど、まだ未完成なんで青い血になってしまった。戴宗は以前は彼女の強さ(性格的にも腕力的にも)を疎んじていたけれど、楊志の見せた優しさに惚れてしまいます。で、めでたく2人はカップルに、という展開だったわけです。楊志が上に着ている毛皮を脱ぐと、左胸に傷痕が見えるわけですよ。そこら辺も妄想の助けになってるわけです。作中で楊志が傷を負うのは、Episode 4のみだからね!

長いので一休みでもしなせぇ。 ( ´∀`)つt[]

しかし、わしの妄想はさらに膨らんだ。

グレタガルボの中で銀鈴が「たとえ死んでも悲しむ人などいないから、どんな作戦にも耐えられる」という戴宗の台詞を引用するシーンがあります。実は脛に傷持つ身であるエキスパートたちの壮絶な過去を想像させる台詞でありますが、妻帯者である戴宗が、まさか楊志が悲しまないと思っていたはずはありますまい。
ですが、戴宗は九大天王です。いつ、BF団との戦いに赴き、倒れる日がこないともわかりません。そのことは、楊志も承知していたはずだと思います。
だから、わしは考えました。

「いつ死ぬかわからねぇ俺だが、生きているうちは、おまえと一緒にいたい」なんて兄貴が姐さんにプロポーズしたとしたら、どうよ?! キタ━(゚∀゚)━!!!!!

でも楊志の肌は青いじゃないですか。人工血液説が濃厚なたきがはのおつむの中ですよ。姐さんはきっとこう返すよ。「あたしは子どもも生めないような女だけど、それでもいいのかい」って。 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

で兄貴が応えるのよ。「いいさ、そんなこと。お互い、どこで倒れてもおかしくねぇじゃないか」みたいに! キタキタキタキタキタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡(゚∀゚≡(゚∀゚≡(゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!! 自分の妄想でもえられるのがオタクだ!


きっと、こんな顔で楊志は戴宗のプロポーズを受けたに違いない!(正しくは戴宗と楊志、今生の別れのシーン ・゚・(つД`)・゚・)

なんでかっていうと、楊志が大作に「ほんの少しのあいだだったけど、あんたはあたしたちの子どもだったよ」って言ったからなんですが、楊志の言動って、銀鈴や鉄牛にもおっかさんぽいじゃないですか。

戴宗と楊志には子どもがいない(事実)

実は夫婦には子どもができないのでは?(妄想)

そのきっかけはドミノ作戦の時に違いないッ!!!(妄想)

戴宗のプロポーズに戻る。

しかし、実際のところ、鉄牛は楊志と同い年ですんで、でかすぎる息子です。「鉄牛(リンク先はその記事)」語りをした時に、鉄牛にとって戴宗はこうあってほしかった理想のお父さんだったのではないかと言いましたが、お父さんの奥さんはお母さんなのよ! つまり、鉄牛は楊志を「姐さん」と呼んでいるけど、心情的にはお母さんだったと思うんだよ!
そんな、でかすぎる息子ではなく、もっと子どもらしい大作が現れた。と言っても、楊志と大作は13歳しか離れてないので、これも親子には無理がありますが、鉄牛よりはよほど子どもらしいので。
となると、きっと戴宗は、無意識のうちに自分に父親を見つけてしまう鉄牛に親離れを促したのではないか。そんな戴宗と鉄牛の関係を楊志が知らなかったはずはありません。
そうすると、鉄牛が大作に見せる子どもっぽさは、銀鈴と仲がいい、のほかに、戴宗と楊志も取られちゃうって意識があったかも? そこまで子どもっぽいかなぁ? うん、Episode 1の鉄牛とか。

この後、グレタガルボにコ・エンシャクが攻め込み、楊志と一清はエキスパートに号令をかけ、打って出ます。


鉄牛にブリッジを守れと命じる楊志に、戴宗がだぶります。いや〜、似た者夫婦と言われる2人ですが、まさか顔の造型も同じとは… 恐れ入ります。


銀鈴に「たとえ命を落としても」大作とケースを連れて逃げろと言う楊志。銀鈴がそうしなかったのは、フォーグラー博士と、兄の出現により動揺していたためと、大作とケースが銀鈴の手元に同時になかった(ある時はブリッジは無事だったし、フォーグラー博士に姿を変えた幻夜が攻めてきた時も最初はケースだけ。後はどっちからも遠い)ためだと思いたい。たとえ自分の命をかけてでも、楊志の思いを無にするような銀鈴ではないと信じてるから。


大作に「あたしと亭主の子どもだったよ」と告げ、さらに「いい大人になりなよ」と言う姐さん。・゚・(つД`)・゚・


しんみりしちゃった大作と銀鈴を、逆に笑い飛ばす楊志。2人の表情から、楊志が手加減なしでたたいたところもうかがえます。


でも攻め込む時にはまじな顔なんだぜ。


で、先手は一清の術の助けを借りた楊志が取ったんだけど、なにしろ相手は規格外コ・エンシャクです。コ・エンシャクの左に浮いている無数のきらきらが一清のかけた術の名残(楊志の鏡像を作った?)。


どれぐらい規格外かというと、楊志の棍が胸を突き刺しているのに平気の平左で、首が180度後ろに向いちゃうぐらい(←よくわからない)。
つまり、楊志にとっては完全に後ろをとり、一撃で倒したはずだったんだけど、全然効いていないというぐらい規格外なわけですよ。

この後、楊志は壁にたたきつけられ、エキスパートたちも皆、倒され、最後に残ったのは楊志と一清のみという戦いとなってしまいます。それも楊志も押され気味。
とうとう楊志と一清は、コ・エンシャクの狙いがブリッジだと知ってますから(たぶん、陽動もしてるんだと思うんだけど。幻夜がブリッジに攻め込んでいることはわからないはずなので)、ブリッジだけ切り離す作戦に出ますが、それは一清が「すまん!」と言っていることからもわかるとおり、楊志を犠牲にせざるを得ないものでした。

でも、すでに墜落しかかっているグレタガルボ、ブリッジを切り離す装置が1つ動かず、内部の爆発に一清が墜落してしまいます。楊志はそのことに気を取られ、コ・エンシャクの動きを封じ込めていたのに、逆転されます。


コ・エンシャクの鞭に息も絶え絶えな様子の楊志。ですが、ブリッジでの戦いは知らなくても、ロボが動いたことで何かあったのは察した様子。「いいよ、ロボ。もう少しの辛抱だ。あたしの代わりにしっかりとみんなを守ってやんなよ!」と後を託します。楊志にとってはロボも息子のような台詞です… ・゚・(つД`)・゚・息子(大作)の親友だからな!

こっから、涙なしには見られないんだぜ!

突然、楊志の棍がコ・エンシャクを貫き、いつまでも離れないブリッジを離そうと、楊志は最後の力を振り絞ります。一清が墜ちたこと、いつまでも離れないブリッジに異常を察したのでしょう。
さすがのコ・エンシャクにも止められません(止めません?)。

「生きろー!」と鉄牛、銀鈴、大作の名を呼ぶ楊志。おっかさんには、きっと3人には3人とも言いたいこともあったろう、してやりたいこともあったろう。でも、おっかさんはもういなくなってしまう。もう何もしてやれることも言えることもない。だから、せめて楊志は最後に「生きろ」と言ったのでしょう。諸々の、たくさんの思いを、その一言に込めて。楊志はきっと、いつでも前向きで、パワフルで、アグレッシブな女性だったと思うから。

楊志のおかげで離れていくブリッジ。


ですが、コ・エンシャクから逃れる術を持たない楊志に、コ・エンシャクは剣を振り下ろします。楊志は棍に仕込んだ刃でこれを受けようとしますが、同時に起きる爆発。これは仕込み刃というより、本当に最期に使う命と引き換えの切り札だったのかもしれません。

Episode 5で、楊志の棍の先が見つかり、Episode 6では一清により楊志の死が確定します。 。・゚・(ノД`)・゚・。ウエエェェン

Last Episodeでは夫婦仲良く、大作応援団となって現れますが、まぁ、あれは幻だからなぁ。 。・゚・(ノД`)・゚・。ウエエェェン

というわけで、楊志語りはひとまず終了。わしはEpisode 4の主人公は戴宗と楊志!と信じて疑わないので、相変わらず熱苦しい語りとなりましたが、気がついたら、2010年は1回も「ジャイアントロボ The Animation〜地球が静止する日」を通しで見ていなかったことに気づいたので、そのうちに通しで見直したいと思います。

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青面獣の楊志2

楊志の登場はEpisode 2からEpisode 4、Last Episodeに大作と一緒に走る幻として出てきます。

Episode 2の楊志は、衝撃のアルベルトとコ・エンシャクに襲われた北京支部、さらにジャイアントロボの緊急発進により「指揮系統がばらばら」とまで言われるほどのダメージを受けた北京支部のために中条長官が出撃を決意、さらにエキスパートたちに「至急離れろ」と言っているので、ビッグバンパンチを打つつもりと推測できる時に、そしてアルベルトと戦っている時にロボの発進に気を取られた隙にピンチに陥った戴宗を救うため、公孫勝・一清道人とともに颯爽と現れます(一清は最初は馬なんでわかりにくいけど)。

しかし、一清の化けた馬を走らせる楊志の姿は、北京支部の向かいにある湾(だと思うのだけど、湖か、大河かも)の向こう岸と遙かに遠く、苦戦する戴宗の救出に間に合うのかと思うような悠長さ(Last Episodeを見ていると、一清が何で鳥になって飛んでいかなかったのか、という気もしますが、あの鳥形態は大して速くないんだ、きっとそうだ)ですが、馬から変身を解いた一清の術、北京の街の屋根を身軽に走っていく(ただし、これくらいはエキスパートならできそう)楊志により、何kmもありそうな距離を一気に詰めてしまいます。ここら辺は、楊志というより、一清の見せ場とも思えるんですが。

もっとも、アルベルトの前に現れた楊志は、アルベルトには「この雑魚が!」の一言で片づけられてしまっていますが、なにしろあれだ。アルベルトは戴宗が好きなのだよ。だって、あれほど「死ね」とか言ってるくせに、戴宗が落ちていくと「あ…!」とか声上げてるし。Last Episodeでも「なぁ、戴宗」だし。この後も「また会おう」だし。「鉄腕GinRei」でも味方のコ・エンシャクより戴宗応援してるし。
アルベルトの感想としては、わしと戴宗のいい勝負の間に割って入るな「この雑魚が!」なんだと思うんだよ!
もっとも「雑魚」と言われたわりに、無数の姿を現わした楊志はアルベルトを惑わしていますが、それも一清の術のおかげなんで、確かに2人の言うとおり、2人が命をかけて挑めば、十傑衆といえど、なのかもしれません。ただ、十傑衆の皆さんは「ブレス・オブ・ファイア1」のボスのような根性値(と称する値で、HPが0になっても倒れないシステム。いつ倒れるかわからないので、いやらしい)をたくさん持ってそうなんで、最後に立ってるのは十傑衆なのかな、とも思いますが。

で、楊志の活躍はEpisode 2ではここまでで、後は戴宗に肩を貸したり、パリでその姿を現わした大怪球フォーグラーに驚いていたり、人間発電機やった戴宗に駆け寄るぐらいです。

短いんで、Episode 3にも話を進めますと、これがEpisode 2以上に活躍してません。
もともと、Episode 3では、電磁ネットワイヤー作戦を呉学人が立て、戴宗、楊志、一清、銀鈴が上海に行くという部分(シズマ博士の葬儀もあるけど)と、置いてけぼりを喰らった鉄牛が大作を「いいところに連れていってやる」で武漢(作中で「ウーハン上空」と言っているので、ここ)からグレタガルボごと連れ出し(ならば、中条長官と呉先生は、何で梁山泊に来たのか?)、大作がロボと上海に出現するというクライマックスでできてるんで、楊志の出番はほとんどないのです。大作との絡みもまったくないし。ここまで、大作との絡みは戴宗任せって感じで。
せいぜい、楊志の台詞に「大怪球の動きが速いわね」という滅多に使わないでしょ、姐さん?!と言いたい語尾の「わね」があるぐらいなので、Episode 3見ていても、やっぱり気になるのは大作の暴走と、それを止められなかった中条長官の迂闊さ(九大天王たる静かなる中条に、12歳の少年の逸る気持ちと、その結果を予想できなかったとは言わせないよ、わしは)と、鉄牛のうっかりさなのでした。あと、銀鈴が大作に言った「お父さんのこと、どう思っているの? 私はねぇ」の後がどう続くのかということです。銀鈴の台詞は十中八九、「お父様を信じているの、愛しているのよ」というEpisode 4にも登場した台詞と同類なんだろうなと思うんですけど。

というわけで、短く語るはずが例によってくどくなったので、本命のEpisode 4は次へまわします。わしもじっくり見直したいし。

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青面獣の楊志1

相変わらず、オプ子ちゃんでのドライブには「Gガン」と「ジャイアントロボ」率の高いBGMでありますが、またまた「ジャイアントロボ」のBGMをEpisode 1からLast Episodeまで通しがけ(これを「フル」と命名し、「Gガン」にも3枚のBGMを一気に流す「フル」がある)ていたところ、わし的にいちばん好きなエピソードはなんちゅうでも「Last Episode 大団円〜散りゆくは美しき幻の夜」なんですが、次に好きなエピソードは草間博士の登場する「Episode 5 真実のバシュタール〜過ぎ去りし少年のあの日々…」であります。その次がありし日のフォーグラー一家の幸せな図が、本当にここだけで、「明日への希望」の名曲も泣ける上、十傑衆が登場の「Episode 6 罪と罰〜全てはビッグ・ファイアのために」で、圧倒的に後半に固まってたりします。わしの好きな大作&ロボも、やはり熱さでいったら、Episode 4の後半、新たに絆が結ばれるところからが圧倒的に熱いわけですし、たきがははどうにも後半のが盛り上がるな〜と思うのでした。しかし、だからといって前半が好きではないということは全然なく、前半も好きなところはとても多いので、まぁ、好きなエピソードに優劣をつけるというのがそもそも間違っているのかもしれません。

そして、わしはよく、Episode 6のクライマックス、素晴らしきヒィッツカラルドに襲われながら、村雨に守られて、銀鈴を助けようとする大作のシーンが好きなもので、ここのラスト、大作は村雨に何と言いたかったのだろうかと考えるわけです。順当には「死なないでください」じゃないかと思うんですが、そこから今回は妄想が発展しまして、では大作はきっと、みんなにそう思っていたんじゃないだろうかと思いつきました。彼が操るのは世界最強のジャイアントロボです。ロボの操縦者ということで狙われてきた大作は、きっと、自分を守るために何人ものエキスパートが亡くなったことを知っていると思います。しかし、皮肉な話ですが、ジャイアントロボなしでBF団が抱える無数のロボットと戦うことは、いくら超人揃いの梁山泊とはいえ、難しいことなのではないでしょうか。そうなった時、大作が考えたことは、たとえ自分が戦線から引っ込んでいても狙われるのなら、前線に立って、ロボと戦うことで、一人でも多くのエキスパートにこれ以上、死んでほしくないということじゃなかろうかと思ったわけです。

でも、そう言って、無理にでも前に出ようとする大作は、精鋭揃いと言われる北京支部に異動になり、そこで戴宗の兄貴や銀鈴と出会います(Episode 1の初めで銀鈴が「これが大作少年との出会い」なる台詞を言っているので)。いつものように前に出ようとする大作の姿は、もはや九大天王の地位にある戴宗や、エキスパートの楊志や一清たちの目にはとても危なっかしく映ったに違いありません。「大作ぅ〜、おまえがそんなに前に出る必要はないんだ。ここは、俺たち大人に任せておきな」とか戴宗の兄貴なら言いそうです。もちろん鉄牛は「けっ、生意気なガキが! おまえみたいな役立たずは引っ込んでろ!」みたいなことを言って、戴宗や楊志に叱られていそうですが、ふと、そこから思考が鉄牛に移りまして、鉄牛にとって、戴宗も楊志も慕う兄貴・姐さんにかわりはないはずですが、おそらく北京支部1やんちゃな鉄牛に対する態度は、戴宗と楊志では異なるのだろうなと思いました。鉄牛が何かへまをやっても、戴宗ならば「しょうがねぇなぁ。いつまでもやんちゃじゃ困るぜ」とか言って、一緒に尻ぬぐいぐらいはしてくれそうですが、楊志は「この馬鹿牛!(という台詞はEpisode 1で銀鈴が鉄牛に言ってるんだけど、彼女の性格上、こういう汚い台詞は使いそうにないので、誰かの真似かと考えてみた)」と怒鳴りつけて、拳骨の1つも降らすのではないかと。Episode 4まで、実に女性らしい描き方をされない楊志ですが、実際のところは北京支部のおっかさんみたいな存在だったんじゃないかと思ったわけです。

ここから、やっと今日のタイトル「青面獣の楊志」に話が移りますが、まずはお茶でも飲みねぇ。(  ゚Д゚)⊃旦

楊志の設定は25歳。戴宗と夫婦という設定は「ジャイアント・ロボ THE ANIMATION -地球が静止する日 完全設定資料集(珍しくリンク先は密林)」でのキャラクターデザインを担当した山下明彦氏のコメントを見ると、どうもEpisode 4でつけ加えられたのではないかと思わせるほど、当初から女性らしさは胸だけという描かれ方です(「聖闘士星矢」の女性キャラも胸は女性という記号らしい)。体格も北京支部ではいちばん大柄な鉄牛に次ぐぐらいだし、武器も棍を愛用で、腕力に任せた攻撃が得意とあっては、大元の「水滸伝」でも男性キャラだった楊志をわざわざここで女性に変更したのは、単に鉄牛とキャラがかぶるのを避けたためではないかとも邪推できてしまうわけです。当初の予定にいた林冲を引っ込めたのも、あまりに女性キャラが少ないから(Episode 1では脇役を入れても2人。しかし原作の「ジャイアントロボ」なんか一人も出てないんだぞ〜)ということで急遽、採用された楊志のキャラは、すでに銀鈴という鉄壁のヒロインがあったため、今のような無難な形に落ち着いたのかもと思うわけです。

ですが、そんな楊志が魅力的じゃないかと言われると、たきがは的には同じ女性という共感と、男性に圧倒的な人気を誇ったであろう銀鈴よりも、楊志の方に好意を抱いてしまうのでした。「鉄腕GinRei」で銀鈴ロボに対抗心を燃やした意外なかわいらしさとか、Episode 4で、戴宗と2人きりの時に見せた切ない表情とか、大作に示した厳しさと優しさとか、最近は鉄牛に次いで楊志が好き〜と言い出すまで、楊志には惚れてきたようなのです。
もっとも、こいつが妄想も半分くらい混ざっているので、怪しいものですが、まぁ、まずはおつき合いのほどを。

1回で終わるかと思ったら、枕だけでやたらに長くなったので、続きます。

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バベルの籠城編 第2話

サブタイトルが「10年前」です。しばらく過去編が続くのかな?

例によって続きは下へ。

「ミカるんX」はクライマックスへ。しかし最終回と言わないのは第参部があるようですよ? そしてあきさんはやっぱりミカさんの母親だった!
「マジンガー」では甲児たちがポップコーンまで揃えてミネルバXの回想見てるよ。映画館かよ。最後のDr.ヘルと十蔵博士のガチンコ勝負はなかなか良いけど、結局、この漫画ってそういうこと?

付録は速攻で捨てますた。

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