地球の燃え尽きる日 第４６話

さあ、今月もこの時期がやってまいりましたよ〜

「デビルマン対ゲッターロボ」はそろそろ終わりっぽいですかね？

例によって続きは下へ。 あばれ天童、影丸、ディック牧が大作への忠誠を表明したことで驚き、怒る韓信元帥。大作も喜ぶ以前にびっくりしてます。３ページ目の大作、やたらに頭身があるな。
しかし、例によって３人はそのわけを言わず、「素直に受ければよい」とか言ってますが、もったいぶらずに言え〜！！　そういうところがこの話をわかりにくくさせている一因なんだと思うんですよね〜　まぁ、きっと「草間博士の乱」に関係があるんだろうけど。わしはそれはそれで楽しんでいるので嫌いじゃないんだけどね、これも。OVAもそういう展開あったしさ。

しかし、韓信元帥は大作のような子供に梁山泊の頭領を任せると言うのなら、大作自身に戦わせ、資格があるか見極めると言い出します。で、誰も挑まないなら「韓信みずからオシオキしてやる」って、ついに韓信元帥の実力が見られるのか〜？　しかし、軍師だから戦いは苦手なのか、しかし呉先生の鉄扇子の例もあるから、意外と戦っても強いのかも？と興味はふくらむのですが、行者が「相手をする」を言い出してしまいます。しかもその瞬間の行者から、大作は「スゴイ殺気」を感じ取ります。ううむ…　相変わらず、この行者の体格、大塚署長に似てるんだけど、ここまで声を発して、大塚署長なら気づかれそうなものですよねぇ？　それとも声をごまかしている？　韓信元帥が単に署長と話したことがない？　しかし、ここまで正体を秘する理由がわかりませんねぇ…

ところが、なんだかんだで３戦も済んでますから、日が暮れてきてました。行者、いきなり場を仕切って、続きは明日と言い出すので観客が帰っちゃいます。焦る韓信元帥。完全に指導者というかリーダーの器じゃないですね、この人。まぁ、軍師なんてそんなものか…　ジダンダ踏んでるのが可愛いぜ。くす。

さて、今日の勝負はここまでとなったので、梁山泊の近くにある繁華街に繰り出す大作とサリー。どー見ても大阪の新世界なんだけど…？　通天閣あるし、斜めな道路といい…　今川監督の心の故郷と見ましたぞ、わしは。しかし、どう見ても日本風の屋台に時代がかった中国の服装というアンバランスさが「ロボ」ですなぁ。サリーちゃんはすでにお祭り大好きっこのようですし、大作も明日の戦いはひとまず忘れて嬉しそうです。余裕が出てきたっていうか。
しかし、２人を呼び止めたのはウェイターよろしく布巾を手に提げたあばれ天童と影丸。どうせならウェイターのコスプレしてくれたら良かったのに…　２には和洋折衷、それこそ何でもありの料理をご馳走してくれ、サリーちゃん、腹をふくらませるほど食べ過ぎております。うーむ、ここら辺のサリーちゃんの性格って、１０年前のサリーちゃんとあんまりつながらないんだけど、アルベルトと母親とどっちに似たんですかねぇ？　それとも１０年前の時は真面目に振る舞ってたけど、元々お祭り好きなのか。
ディックがシェフになってました。わざわざ「ディック」って書いてあるのは、そうしないと誰だかわからんからでしょう。しかし、こんなに作れるなんて、凄いな、ディック。九大天王をくびになっても食っていけるぞ！
そして３人、思わせぶりに大作が「運命づけられた子」だと言いますが、詳細は不明。その時、サリーは大作の不在に気づくのでした。っていうか、そんなに食べるのに夢中になっていたのか！

すっかり出番がないロボ。大作はロボを磨いておりました。Episode 1を彷彿とさせるなぁ。わし、あのシーン、好きなんだよな〜　せっかくの銀鈴からのデートの申し込みを断ってさ、ロボの整備を手伝いに行く大作。でも、彼がやっていたのはロボの目を磨く（ここで左目なのは草間博士が失っていた目と同じだという指摘は目から鱗だったものですが）ことぐらいで、実際に何ができるってわけでもない。大人の中にいても孤独、でも同年代の友人もいない。そんな大作の孤独さを象徴しているようなシーンで、しんみりしちゃうんですよねぇ、あそこは。
もっともこっちの大作にはサリーちゃんという友人（以上恋人未満？）がいます。でも大作にはロボがいちばんの親友だから「ロボをキケンな目にあわせ」て悪かったと磨いているわけです。それにしても楽しそうだな、おい。ていうか、「ウフフ」とか言い出してるのはサリーじゃなくても「イチャイチャ」と言いたくなりますよ！
怒ったサリーはロボの顔に悪戯書きをしたばかりか、大作を温泉に落としてしまいます。

大作、まさかまさかの女体化！！！

いや〜、この展開には驚愕した。

そこへなぜか韓信が馬くんとやってきます。何でも馬と一緒だな、こいつは。
大作は隠れようとしますが、馬くんに気づかれ、韓信に男の子と間違えられてしまいます。韓信にとって、大作は「あかんべーをしてお尻ぺんぺん」しているような小憎たらしいガキのようですが、今の大作は別人だと思っています。まぁ、特徴的なつんつん頭じゃないしね。で、とうとうと大作の悪口を並べる韓信。悪口は草間博士やサリーのことにまで及び、とうとう大作が怒り心頭で立ち上がると、初の主人公ヌード〜！
しかし、大作が女の子だったと知った韓信は全身にジンマシンを出して逃げ出してしまいました…　やんや属性に筋金入りの変態が加わったようですネ。

で温泉から上がった大作。なぜか服はなくなってしまったので、韓信の忘れた服をテキトウに着ていますが、いいのか？！　ほんとにそんなの着ていいのか〜ッ？！　ここら辺の感覚が男の子っちゅうか。しかしテキトウでも着られるものなのか？　どうやら、韓信が着ている服が、ふだん、かなりテキトウということなんでしょう。

さて、元に戻ることも忘れて呑気な大作、行者と悪人４人が卓を囲んでいるところに出くわしますが、そうそう大作に正体を明かすような連中ではありません。ここで明かしたら、天童くんたちが秘しているのが馬鹿みたいになっちゃいますし。
で、気づくと４人はいなくなっており、行者と会う大作。しかし行者の方も大作だと気づいていないようで、大作は行者にたかろうとします（いいのか、そんなんで）。
ところが行者もただでは奢ってくれません。卓球をして勝ったら奢ろうと言います。温泉の次は卓球…　すごいお約束な展開ですが、今時、こんなお約束、「RED」の読者が気づくんだろうか？　そう言えば、射的とかも温泉街にはつきもの、繁華街辺りからそういう展開だったんですね〜
しかし、大作もただでは転びませんよ。自分が勝ったら頭巾をとって顔を見せろと言います。偉い！
そして驚きの展開、大作、実は卓球が大得意なんですってよ！　初めてじゃね、大作が「ロボを動かせる」以外に何かできたのって？
あっという間に点を取る大作。いつの間にかサリーちゃんも妖精さんになって手伝いです。サリーちゃん、とことん、大作が好きなんだな〜
ですが、このままやられる行者ではありません。いきなり千手観音のように無数の手を繰り出し、逆に大作を追い詰めます。
しかもサリーちゃんが見抜いたのは、行者の手が全部本物であること！　そっちのがこえーよ。サリーちゃん、魔法で助力を申し出、大作も受けますが、「最後は自分の力で戦いたいんだ」と言うところが、前回から大作が成長したなぁってとこかもしれません。そして見事な勝利を収める大作＆サリー組。しかし、その時、大作の服がほどけ（これも温泉卓球のお約束だ！）、大作は逃げ出してしまいます。行者、素顔を見せる気まんまんだったようですが、これでまたお預けに…　読者がっかり。

そして、今度はサリーと仲良くロボへの悪戯書きを消す大作。魔法で消せないのか？
この時、大作が行者のことを「どっかで会ったような気がするんだよな〜」と言っているのが行者の正体の鍵を握るのか？　これは、いよいよ大塚署長説が信憑性を帯びてきましたかね〜　しかし、大塚署長説はけっこうみんなが言っているので、個人的にはおもしろくないんだけど、性格的にも大塚署長っぽいしな〜　でも、この期に及んで大塚署長が正体を隠す理由もわからんしな〜

明日も頑張ろうと言っている脇で昇る朝日。徹夜してんじゃん！

そして、なぜか温泉から逃げ出したまんまの格好で「許さんぞ…　草間大作！！」と闘志を燃やす韓信元帥。なんか、今まででいちばん格好良く見える！　絵的には間抜けだけど。

そして、今回、出番のなかった赤影は飲み屋で蝦蟇に起こされていたそうだ！！！

というわけで、次回は「梁山泊頭領決定戦」だそうです！　はええ！　赤影の出番がろくにないのだが？　参戦しないのか？　影丸との絡みだけか？　全国の赤影ファンが納得しないんじゃないか？　しかし、下手に負けて梁山泊につく羽目になる赤影もいやだなぁ。

このまますんなり、大作が梁山泊の頭領に決まってしまうのか？　いや、絶対に韓信元帥が邪魔に入るに決まってる。以下次号。

• ジャイアントロボ
• CM(1)
• 2010/07/19 Mon.