伊豆高原の入り口に30cmもの海老フライを食わしてくれる「和むら」ちゅうレストランがある。1匹で30cmである。つながって30cmである。海老フライが嫌いでなかったら、いや、好きだったら、伊豆高原行ったら、絶対に食ってほしい一品である。ちなみに日本産の海老ではないらしい。車海老とか伊勢海老とか、知られた名前でもないらしい。「和むら」で検索するとサイトがヒットする。しかし事実は小説よりも奇なりと言うではないか。実物を見ないとこの大きさは実感できない。食ってみないとこの大きさは想像もつかない。百聞は一見にしかずとも言う。伊豆高原に行くことがあったら、何はなくとも、ぜひ、体感してもらいたい。
たきがはの食った海老フライとカニクリームコロッケ定食。2900円なり。ごはん、茶碗蒸し、カニ汁がついてくる。ちなみにひとかじりしてしまったので、実物よりも5cmぐらい短い。カニクリームコロッケは、カニカニしてて、美味しい。ソース、タルタルソース、すりごまの3種類のソースで食べられる。ソースがお薦め。ウスターだけでも中濃だけでもない。キャベツにかけても美味い。
ただし、純粋にカニクリームコロッケを食べたいなら、新宿駅南口、郵便局の本局から歩いて1分のところにあるトンカツ屋も絶品である。しかも安い。600円だ。こちらは日曜定休なので気をつけて。本局を背にヨドバシカメラの方に歩き、左手にオムレツ屋を見る路地に入った2階である。大学生の時によー世話になったが、安くて美味い上にキャベツと豚汁がお代わりできる。
さらにおまけ。
家族一同、前夜から宿屋で料理攻め。食っても食っても食いきれぬ量だったが、なにしろ二親が戦中世代、たきがはは「外食は残すな」がモットー、妹さんはこの時とばかり第4の胃袋発動という世にも貧乏性な一家なもんで、ほぼ完食。それでこんな海老フライを食おうっていうんだから、意地汚いにもほどがあろうというものだが、腹を少しでも減らすために城ヶ崎へ散歩に行ったのだった。
なにしろ正月は天気に恵まれた関東地方。この日も大島までよく見えた。薄い島影が大島。
ついでに泊まった宿屋。なんでも「影武者」で使ったセットの門なんだそうである。
ファンを名乗っちゃいるが、「影武者」以降の黒澤にはとんと興味のないたきがは、どのシーンに出てきたのか皆目検討がつかぬ。
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