魔法のコトバ

「さざなみCD」収録のアルバム曲です。

名曲揃いの当アルバムの中でもラストの「砂漠の花」の前を彩る重要な一曲。
特に

花は美しく トゲも美しく
根っこも美しいはずさ

と歌い上げる草野マサムネの感性がすごく好きです。

スピッツの曲には鳥や虫の名前がよく出てきます。
そもそもメジャーデビューした「ヒバリの心」からしてそうですし、「小さな生き物」にしても、「オケラ」にしても、そういうところに届く眼差しがいいなぁと思います。
その一方で

僕のペニスケースは〜♪

と歌っちゃうギャップがまたたまりません。そこかよ

• Spitz
• CM(0)
• 2016/12/03 Sat.

君は太陽

「とげまる」収録。「ホッタラケの島」のエンディング曲でもあります。

エンディングロールと同時にやってくる軽快な曲調は最初から好きなところで、傑作アルバム「とげまる」を占めるにもふさわしい一曲です。

特に何度も繰り返される

理想の世界じゃないけど 大丈夫そうなんで

の、後ろ向きなんだけど、それでも前向きな歌詞が「フェイクファー」の

たとえ全てがウソであっても
それでいいと

に通じるところもあって、ちょっとした応援歌になってるところが好きなんでした。

ただ最近は、ちょっと大丈夫そうじゃないなぁ…と思わなくもないけれど、どこに行っても、この歌を口ずさんでいられると思います。

草野マサムネらしく、随所に意味深な歌詞があるところもまたよし。

• Spitz
• CM(0)
• 2016/12/01 Thu.

トンビ飛べなかった

「スピッツ」収録のアルバム曲です。

尖った歌詞の多い初期スピッツの曲の中でも

正義のしるし踏んづける もういらないや

のところが好きな一曲。
あと、出だしと間奏の崎ちゃんのドラムにいつも痺れまくってます。唸るビートがたまりません。

• Spitz
• CM(0)
• 2016/11/30 Wed.

不死身のビーナス

「空の飛び方」収録のアルバム曲です。

軽快なビートサウンドが最初から好きな曲なんですが、歌詞の

不死身のビーナスいつでも傷だらけ

のところが、「伝説のオウガバトル秘史」の主人公を連想させまして、彼女の場合はビーナスというよりもミネルヴァなんでしょうが、勝手にテーマソングにしてます。
特に

不死身のビーナス ネズミの街
さびしい目で遠くを見てた

って辺りとか、場面まで浮かんできちゃいまして、大好きなところです。

あと、手前味噌ですが、「同 side stage 2」にて、ギルバルドがカノぷ〜に背中をやたらに叩かれていたのは、

ひたすら背中叩かれて バカな幸せ

にちなんでたりします。
あのシーンには、そういう意味があったのですよ。誰も気づいてねーだろー

こんな具合に、いろんなものがわしの創作の血となり肉となり骨となっているわけです。

• Spitz
• CM(0)
• 2016/11/29 Tue.

ガーベラ

栄えある一曲目はスピッツには割と珍しいバラード調の名曲。アルバム「三日月ロック」収録です。

こういうしっとりした曲を歌わせると見事にはまるマサムネの声色なんですが、何回も聞いているうちに、じわじわ来るのも草野マサムネならでは。

特に

初っぱなの

汚れたホシの隅 まだ何かを待ってた

ってところに加え、ピンと来たのが

都合よく はばたけたなら ここにいなかった

のところなんであります。
ここは二番の歌詞で、「汚れたホシの隅」と同じメロディなんですが、こういう大事なことをさらっと歌いあげちゃう辺りなんか、スピッツ好きやなぁとしみじみ実感する一因なんでした。

わしの好きな曲は、こんな感じに、どこかにピンと来る歌詞がよくあります。
でも、そうじゃない曲は曲で、たいがいは崎ちゃんのドラムに惚れ惚れしていたり、三輪ッちのギターに痺れてたり、リーダーのベースにビリビリしてたりするのでした。

ちなみにこの曲もベースの下支えが格好良くて、ベースってすげー良くね？！と思わせた記念碑的な曲でもあったりします。

• Spitz
• CM(0)
• 2016/11/26 Sat.