監督:野村岳也
海燕社製作
見たところ:川崎市アートセンター・アルテリオ・シネマ
日本、1967年
1967年に製作された沖縄最大の祭祀を撮影したドキュメンタリーです。1978年に行われた神事を最後に、過疎化などの理由により行われていません。また映画自体も40年以上も公開されたことがなく、今回が初公開だそうです。
沖縄の南東に浮かぶ離島・久高島は琉球最大の聖地とされ、12年に1度行われるイザイホウという祭祀で知られる。久高島は周囲9kmの孤島で、男は海に出、女は農業を営む半農半漁の島だ。イザイホウとは、島に残って留守を守り、男たちの無事を祈る女性たちのなかでも30歳〜41歳の女性が巫女になるための、12年に1回行われる祭祀である。だが1966年当時の久高島の人口は600人、戸数は130戸と過疎化が進んでおり、1978年を最後にイザイホウは行われていない。これは1966年に行われたイザイホウを記録した貴重な映像である。
周囲9kmの孤島で、人の出入りが少なく、下手すると島民全員が親族に当たるとか、どこの横溝正史だと思って見てました。
女性が中心の社会というのは珍しいなぁと思いましたが、男性が漁に出るために死にやすいので、島に残る女性が自然と中心になりやすかったのかなぁと思った次第。
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