監督:フィル=アルデン・ロビンソン
出演:ビショップ(ロバート=レッドフォード)、マザー(ダン=エイクロイド)、コズモ(ベン=キングスレ−)、リズ(メアリー=マクドネル)、カール(リバー=フェニックス)、クリース(シドニー=ポワチエ)、ホイッスラー(デビッド=ストラザーン)、ほか
見たところ:うち
1992年、アメリカ
デビッド=ストラザーンさんの出演作のおっかけですv
1969年、コンピュータを駆使してハッキングを行い、違法に金を動かしていたコズモとマーティンの世直しはコズモの逮捕により幕を下ろした。それから10数年、マーティンはハイテク機器を駆使して、雇われた企業のビルに忍び込み警備システムの盲点を検証するプロフェッショナル集団のリーダーとなっていた。ある日、彼のもとにNSA(国家安全保障局)を名乗る男たちが現われ、マーティンたちの犯罪容疑を抹消した上で多額の報酬を支払う代わりに天才数学者ジャネックが開発した黒い箱を手に入れてほしいと依頼する。仕事を引き受けたマーティンたちは難なく、それを盗み出したが、黒い箱の正体はどんな暗号でも解いてしまう究極の解読機だったのだ。だが取引の段階で相手が本物のNSAでないことに気づいたマーティンたちは、さらに大きな陰謀に巻き込まれてしまうのだった。
メインの出演者の皆さんが女優さんを除いて知っている人ばかりでびっくりです。
ロバート=レッドフォードといったら「スティング!」や「明日に向かって撃て」の俳優です。ちょっとマーティン役(10数年前に学生なんで40代くらいと推測)には老けてる気がしますが(映画公開の時点で56歳)癖はない人なんで、まぁ、目をつぶってもいいレベル。
マザーのダン=エイクロイドさんは言わずもがなの「
ブルース・ブラザース」のエルウッドですが、そのイメージで見ていたらえらく変わっていてずっこけました。
コズモのベン=キングスレーさんは、たきがはが見たい「ガンジー」の主演俳優にして「シンドラーのリスト」でも名脇役でしたv
カールのリバー=フェニックスさんは言わずもがなの「スタンド・バイ・ミー」のクリス役。亡くなったのが1993年なので、ほぼ遺作。最年少なんで、クリスより大人びた感じだけどやんちゃ担当。
クリースのシドニー=ポワチエさんと言えば、「夜の大捜査線」などでおなじみの俳優さんです。
そしてデビッド=ストラザーン氏です。ホイッスラーという役所ですが盲人という難役。でも音のみの世界に生きる、音のプロフェッショナルであるホイッスラーは健常者にはない視点でマーティンにヒントを与え、仲間たちのピンチを救うのです。あら、格好いいvv
マザーとカールの役回りが、いまいち明確ではないようなのに比べるとホイッスラーさん、活躍する場所が多いです。
いったん敵にさらわれたマーティンが「車のトランクに入れられていたから、どこを走ったのかわからない」と言うのも、橋を皮切りに目的地を絞り込みます。むむむ… だから橋の特徴的なサンフランシスコが舞台なのか、と唸りました。
一難去ってまた一難。究極の暗号解読機はいったい誰の手に? 最後までどんでん返しが仕掛けられて、はらはらどきどきでおもしろい映画でした。
たんぽこ通信 映画五十音リスト
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