三國連太郎、梁石日著。岩波書店刊。
名優・三國連太郎さんと作家・梁石日さんの対談と、三國さんの出演映画への本人のコメント、梁さんの著作への本人のコメント、知己の方によるメッセージと盛りだくさんな1冊。
わしは三國さんというと、いちばん記憶に残っているのは実は
若き日のお写真(leafbankでの検索結果)であり、もろに好みの二枚目ぶりにずきゅ〜〜〜ん!!!とハートを撃ち抜かれた体験の持ち主である。現物を見たいという人はリンク先を参照してちょ。
しかし、その後は渋好みでもあるので、「飢餓海峡」での犯人役を見たり、「未完の対局」とか「
ひかりごけ」とか何本か見ました。全部は見てませんが。むしろ、最近は「釣りバカ日誌」の方がずっと有名な気もしますけど、西田敏行が見たくないので一本も見たことがない。
というミーハーな感想はさておき、もっと骨太な対談です。歴史観とか、ばっさばっさと斬りまくってます。なにしろ34歳で老け役ができないというんで歯を全部抜いてしまった(「異母兄弟」という映画で田中絹代さん共演)方であります。「釣りバカ」なんてそろそろ辞めて、硬派な映画に出て欲しいもんです。
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