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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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100万ドルの血斗

出演:ジェイコブ=マッキャンドルズ(ジョン=ウェイン)、マーサ=マッキャンドルズ(モーリン=オハラ)、ジェームズ=マッキャンドルズ(パトリック=ウェイン)、マイケル=マッキャンドルズ(クリストファー=ミッチャム)、ジョン=フェイン(リチャード=ブーン)、ほか
製作:マイケル=ウェイン

ジョン=ウェインのファミリー西部劇の集大成とも言える一本か。なんちゅうても、共演が「静かなる男」「マクリントック」「リオ・グランデの砦」など、夫婦・カップル役でいったら最多のモーリン=オハラさんが奥さん役、息子のパトリック=ウェイン氏が実子役、製作も実子ときておりんす。そして設定も、ジェイコブ=マッキャンドルズがうちに居着かない放蕩親父、マーサがしっかり者のその妻、ジェームズ、マイケルが息子で、さらわれたのは孫ときてますんで、ジョン=ウェインもののパターンを踏襲。さらに、この後の映画が「大列車強盗」を除きますと孤独な役柄が多かったと記憶しておりますんで、集大成と言ってしまうのはありかな、と思います。

大富豪マッキャンドルズ家の末っ子リトル・ジェイクがジョン=フェインを頭とするならず者にさらわれ、100万ドルの身代金を要求された。ジェイクの祖母マーサは、軍隊や警備隊ではフェインたちには太刀打ちできないと考え、行方知れずの夫、ジェイコブを呼び出す。犬のドッグ、アパッチのサムとともに発ったジェイコブに、やがて父親に反発するジェームズ、器用なマイケルが加わり、一行はジェイク奪還に向かうのだった。

それにしても、ジョン=ウェインも孫のいるような役をやるようになったのか!とちょっと驚く初っぱなです。とはいうものの、相手役のモーリン=オハラさん、きれいやわ〜 とても孫がいるような年齢に見えませんよ。放蕩親父のジェイコブとはまだ相思相愛ながら、「昔から自分のことは自分で決めた」頑固な母さん。そうそう、この肝っ玉母さんぶりが、モーリン=オハラさんはええんですわ〜 出番は最初だけなんですが、きりっとした西部の女って風情がジョン=ウェインと対等にやってる感じで、我が家でジョン=ウェインの相手役としていちばん評判いいのはモーリン=オハラさんですな。男が2人がかりでやっと運ぶ金庫を1人で持ってしまうような親父を相手にしても一歩も引かない凛としたところがええです。

捜索者」では新米士官って感じのぺーぺーだったパトリック=ウェイン氏、今回は髭を生やして、放蕩親父に素直になれない息子のジェームズを好演、次男坊かな? リトル・ジェイクが長男の息子で。最初に大けがをしてしまったので動けなかったけど、朝もだらだら寝ているちょっと駄目男っぽい。どうなのだ? そんなことはなかったのか? おっかさんが朝食前に打ち合わせ中なのにベッドでごろごろというのは親父のいない家の長男としてはどうなのだ、と思ったりするんですが。しかし、肝っ玉母さんなので、長男風情の出る幕はないのかもしれない。100万ドルもあるような富豪にしたのもこの母さんの腕前だろうし。しかし、アナログ男ジェイコブには、こういう暮らしは性に合わなかったらしく、家を出たきりのようである。

ちなみに時代が1909年の設定で、すでに東部では映画も作られ始めたと冒頭で紹介されてます。で、警備隊は車で出動し、三男のマイケルはバイクなんか乗ってるわけですが、どっちもフェイン一味の待ち伏せでぶっ壊されてますんで、文明の利器何するものぞってのも、西部劇の面目躍如って感じでしょうか。

そして、荒くれ男ジェイコブの忠実な同行者、犬のドッグ。ネーミングにひねりがねぇ〜! しかし忠犬ドッグはジェイコブの命令ひとつで大男に襲いかかり、大活躍です。でも、ラスト、どうも殺されちゃったっぽいんだ…・゚・(つД`)・゚・
それに、ジェイコブの召喚に応じて現れたアパッチのサムも、口ぶりからするとジェイコブとは長い仲のようで、父親に反発するジェームズや、利口ぶるマイケルに「お父さんの言うとおりにしていれば、死なない」なんて説教しちゃうあたり、親子3人だったらいがみ合いまくってそうな道中に、貴重な潤滑剤となり、どうも若手2人がこういう追跡劇というか荒っぽい仕事に慣れてないところをジェイコブの指示1つでてきぱき動く貴重なサブとなりと大活躍してたのに、ドッグを殺した男に殺されちゃったっぽいんですよ…・゚・(つД`)・゚・

ラスト、孫も無事に助け出し、兄弟もジェイコブも無事ってところで「家に帰ろうか」ってところで終わるんですが、お願い、ジェイコブ! サムとドッグを忘れないでやって〜!と思ったのはわしだけではありますまい。

ジョン=ウェインが途中で怪我させられたりしていて、この人の銃撃戦は意外と無傷のは少ないのだな〜と思いました。

原題が「Big Jake」。孫の名が、ジェイコブにちなんで、という命名もマーサとジェイコブのラブラブっぷりがうかがえて微笑ましいです。ジェイコブも時計にマーサの写真を飾ってるしな。なんちゅうか、そういう雰囲気がジョン=ウェインと釣り合うのはモーリン=オハラさん以外にないのです。

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