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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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精霊の木

上橋菜穂子著。偕成社。

「守り人」シリーズの上橋さんのデビュー作。
とても美しくてとても悲しい物語。

人間が北米・南米・アフリカ、オセアニア大陸で繰り返してきた滅びの歌。その未来予想図。
けれどそこに生きる人びとはまたしなやかにたくましく、悲しみを乗り越えて、未来に希望をつなぐ。

アボリジニの研究家であり、文化人類学をフィールドワークという現場で学ばれた上橋さんの眼差しはとても温かく、とても鋭い。

「うす暗い岩屋の中で、老人が少女に歌をうたってきかせている。少女にはまるでわからないと知りつつも、老人はいつか、だれかにつたわることを夢見て、たいせつな秘密をこめた歌を、ひくい声でうたいつづける…。」(初版あとがきより)

神は人がいなければ生きていけない。宗教とは人があってのものである。
しかし、精霊は人を生かす。この大地に足をつけて、人は生かされているということを忘れてはいけない。
そんなことを思いました。

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