ライフ/ネーチュア・ライブラリー刊。
たきがはは砂漠が好きです。乾燥が苦手で、乾燥肌で、1時間も水分をとらないと干上がる人間ですが、砂漠が好きです。まぁ、苦手なんで憧れと言ってもいいです。
そんな砂漠について、「Time」という写真誌が昔あって、それで出された本のようですが、古本で買ったんで実情はよく知らなかったり。
「伝説のオウガバトル秘史」がいよいよダルムード砂漠にさしかかったのですが、砂漠に対するイメージがいささか曖昧だったのと、いつまでも進まないので参考資料に読み始めた。実はちゃんと読むの、初めてだったんだ!(←駄目過ぎ)
ところで値札が弘前(当然、青森)の成田書店となっているのだが… わし、弘前に行ったことはないんで、新宿とか神田の古本市場で仕入れたものと思われます。もう買った状況もよく覚えていないぐらい、我が家でずーっと読まれなかった本なんですが(←駄目駄目過ぎ)
内容は砂漠について全般で、目次から紹介してみますと「地球を巻く焦げたベルト〜サハラの表情」「砂漠のできかた〜水と風の作用」「砂漠の植物〜花ひらく植物」「砂漠の動物〜砂漠に生きぬくもの」「水−この永遠の課題〜いのちの綱ー水」「乾燥地の生命の諸相〜武装する植物」「砂漠と戦う人間〜砂漠に住む諸種族」「砂漠の開拓〜豊かな砂漠」となっております。
一口に「砂漠」と言っても、岩石砂漠や砂砂漠もあるわけで、「砂漠」と言われた時に思い浮かべる砂の砂漠は実は少なかったり、砂漠といったら植物も動物も生きていけない死の世界ではなくて、植物も動物もそれなりに生きている、けっこう豊かな世界だったり、砂漠に生きる人間たちや、砂漠の開発なんかも描かれた幅広い書籍です。まぁ、最後の「砂漠の開拓」は、311を経験してしまった身として読みますと、けっこう甘っちょろい観測の、人間様万歳な科学万能主義に読めるので大して参考になりませんが、その前の章まではなかなかおもしろいものでした。
そして、せっかく読んだのに「伝説のオウガバトル秘史」は全然、別の切り口から始めることになりそうな気配… いいんだ! 砂漠好きだから!
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