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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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人情裏長屋

山本周五郎著。新潮文庫刊。

長屋物、滑稽物を多く集めた短編集です。

表題作のほか、「おもかげ抄」「三年目」「風流化物屋敷」「泥棒と若殿」「長屋天一坊」「ゆうれい貸屋」「雪の上の霜」「秋の駕籠」に加え、現代物2本の「豹」「麦藁帽子」を収録。

うち「豹」は再び女は怖いよな話。
「麦藁帽子」は、舞台は現代ですが、話的には長屋物っぽい人情物です。

「風流化物屋敷」「長屋天一坊」「ゆうれい貸屋」「秋の駕籠」は滑稽物ですが、「ゆうれい貸屋」がおもしろかったです。幽霊と夫婦になっちゃったぐうたら者が幽霊の祟りを恐れて改心しちゃう話。

「おもかげ抄」「三年目」「人情裏長屋」「泥棒と若殿」「雪の上の霜」は人情物で、特に一度は幽閉の憂き目にあった廃墟に蟄居させられた若殿が、ひょんなことで忍び込んできた泥棒の人情に触れ、このまま侍を辞めようとしつつ、家臣に請われて殿様に復活するという展開が侍と庶民の違いの描き方がなかなか。
「雪の上の霜」は、黒澤監督がアイデアを温めていたけど映画化に至らなかった、お人好しの侍の話「雨上がる」の続編らしいのですが、まだ読んでません。

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