久々に海外です。ケニアからの依頼とは、Aチームの名声も国際的なよう?
ケニアで動物保護のために働く監視員のキムが殺された。姉のカマラはAチームを頼って渡米、採算が合わないと渋るフェイスにコングが乗り気になり、Aチームはケニアへ飛ぶ。密漁組織の首領はマドリッドという男だが、ハンニバルはその裏に密漁で得た象牙や毛皮をさばく商人、マドリッドに動物の動きを教える飛行機の操縦者がいると推測、組織の壊滅に向け、Aチームが動き出した!
カマラの提示した金額は3000ドル。キムをアメリカの大学に留学させたくて貯めてた資金だそうです。でも、フェイスが「3000ドルじゃ、4人の飛行機代も出ない」と二の足を踏み、ハンニバルも渋い顔ですが、美人のカマラにコングが俄然やる気になっちゃって、利益そっちのけで受けることに。さらに! 「Aチーム」初ではないか、自主的に飛行機に乗るコングって? カマラの前ではとことんかっこつけるコング。しかし、乗ってからはいつものコングで、「飛行機が飛んでるぞ」「当たり前だ」「おろせ、俺は降りる」「乗務員さん、睡眠薬をお願い」と台詞のみの展開に、「ここからのシーンはお見せできません」とテロップが流れてもおかしくないような感じ。結局、ケニアまでおねんねして連れていかれたコング、でも、目を覚ましてからもやっぱりカマラの前ではとことん頑張ってます。なので、ラスト、めでたく事件が解決、Aチームも帰国することになった時、飛行機で帰る3人を尻目に、「俺の乗る船は3日後に出るから」とカマラの側を離れたくない様子。金のネックレスまでプレゼントしちゃって、ここまで積極的なコングは初めてじゃねーか?
と、コングが実は主役な話、一方、ハンニバルは相変わらず怪しいおっさんに扮して、密漁を助ける飛行機に近づきます。ちゃっかり爆弾を仕掛けたり、堂々と盗聴器を仕掛けたり、油断がなりません。
また、ロマンスはコングにお任せのフェイスも、調達の腕とペテン師ぶりがさえ渡り、ハンニバルに「明日までに調達しろ」と言われれば「任せてよ」と軽く請け負い、モンキーと組んで、象牙や毛皮を売りさばく商人のもとに踏み込めば、Aチームがすでに取り換えたプラスチックの象牙や嘘の毛皮を暴いてみせ、とあの手この手で大活躍。
モンキーも、もちろん空といったらモンキーですが、飛行機を飛ばし、敵のパイロットが脅されているのを言いそうになれば、しっかりぶん殴って、手まで振るサービスっぷり。しかも、コングの飛行機嫌いを誰よりも知ってるモンキーですんで、あの手この手でコングを苛めるところもなかなか憎いばかり。
しかし、ラスト、Aチームの活躍で密漁組織は一網打尽にされたものの、ハンニバルの言うように、「動物を狙う輩は絶えない」のであり、ちょっぴりしんみりしてしまうのでした。Aチームがケニアに残るってわけにはいきませんからねぇ。
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