たきがは家のカーステとして近年めざましい活躍のiPodにはひとつ、悩みの種があった。買ってから5年くらい経つもんで、バッテリが切れやすいことだ。たとえば「ジャイアントロボ」のサントラをEpisode 1~Last Episodeまでフルで聞こうと思ったら5時間以上かかるが、全部聞く前にバッテリがなくなる。もともとたきがはのiPodは古い機種なもんで、10GBしかないし、それもとうとういっぱいにならなんとしているし、8時間しかバッテリがもたないのが公式なもんだが、ここで新しく買い替えるにはiPodに音楽を入れるiBookのハードがこれまた15GBしかないもんで、音楽をそんなにため込めないという欠点、かつiBookのハードディスクは自力で交換するのはかなり面倒という致命的な欠点があるもんで、残り1GBのハードディスクなんだけど、だましだましっちゅうか、そのまんま使っている。ちなみに動画はやらんもんで、かつてまいちんのデジカメでけっこうな量にはなったが、iBookのハードディスクでいちばん容量食ってるのはこれらの音楽データである。しかも今となってはCD手放したのもあるし、レンタルで変換したのも若干あるもんで、消すに消せない状態である上に、重すぎてバックアップもとれないという泣かせどころである。
そんなわけでiPodの買い換えはしないとして、せめて「ジャイアントロボ」ぐらいフルに聞きたい。幸い、ほかにはそんなに長いプレイリストはない(「Gガン」でも3時間ぐらいのはず)。ならば、バッテリの交換をするのが筋ではないか。
しかし、古いiPodは、バッテリの交換も自分ではできない。Appleに持ち込んで交換してもらうしかないし、そうでなくてもたきがははマシンの改造はほとんどせんもんで、せいぜいiBookのメモリを増設したぐらいなんで、素直にAppleさんに頼むことにした。万が一、バッテリの交換よりも新しいiPodのが安かったら、考えるところだが、さすがにiPod ShuffleとかNanoはお呼びではないので、Appleに頼んだ。
ということを先日考えていたら、iPodちゃんiPodちゃん♪となぜか語呂が良く、このフレーズ、どっかで聞いたことあるなぁと考えてみたら、鶴田浩二の歌に「サンドイッチマンサンドイッチマン♪ おいら~(以下、覚えていないので略)」という歌詞があって、どうもそのフレーズに合ったらしい。
なんでタイトルが「iPodちゃん♪」なのかは、鶴田浩二のせいである。せいというのも言いがかりな気もするが。なんで鶴田浩二を知ってるのかと言うと、年末恒例のテレビ東京の「年忘れ日本の唄」というのが実家ではよくかかっていて、それで懐メロなんぞ知ったせいである。しかも、たきがはが子どものころはまだ生きてたしな。しかし、うちの親が好きじゃなかったもんで、ドラマとか映画は見たことがない。
たきがははこれで聞いた「喜びも悲しみも幾年月」のファンである。しかし、その翌年に聞いたら、すっかり声量が落ちておられて、すごくがっかりしたこともある。とか言いつつ、映画はいまだに見ていない。
で、そのiPodちゃんが今日、Appleに引き取られていった。1週間ぐらいかかるそうなので、しばらく音楽のないドライビングを我慢するしかあるまい。しかし、たきがはは放っておくと鼻歌を歌い出すやつなので、基本的にすごくうるさい。しかもその鼻歌はたいがい流行歌ではなく、「Gガン」とか「ジャイアントロボ」とかたまに「ブレス・オブ・ファイア」のサントラだったりする。年末年始のまいぶーむは、「紅白」で聞いた、「千の風になって」だった。
無事に帰ってきますように。なむなむ
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