今川泰宏監督の初監督作品だというだけで見たかったシリーズ。ちょうどアニマックスでやってたので実家で録ってもらい、DVDにダビングしたところ、どこをどー間違えたのか、我が家で見られるのが1枚だけだったという落ち。うう…
光るカツ丼や火を噴く味皇が見たかったので、いいと言えばいいのだが。原作の漫画、好きじゃなかったし。まぁ、グルメ漫画というんですか、「美味しんぼ」以来、読んでないんですよ。たま〜に「クッキングパパ」を立ち読みするぐらいで。あれも、やってみようと思うレシピ、ないしね。
で、お目当ての火を噴く味皇。
これはステーキ・コンテストの後編で、味皇が陽一の作ったステーキを「全部食べたいぞ〜!」と叫んでいるシーンです。
なので、厳密には火を噴くというより、ステーキを吸い込もうとしているといいますか、この演出過剰なばかばかしさこそ今川監督だ!
さらに、前編ではおとなしかったのですが、後編になるとコンテスト本番が始まったせいか、いわゆる今川節が炸裂しまくり(本来は席が離れていたり、会話できる位置関係にないキャラクター同士が会話をしてしまうことを言うらしい。「起動武闘伝Gガンダム」にて、第40話で「さぁ、シュバルツ=ブルーダー、とどめに入るか?!」と女性アナウンサーが言ったのにガンダムファイト中のシュバルツが「そのとおり!!」と応じちゃう辺りとか)。しかも丸井さんは飯塚昭三さん、陽一のおかあさんは横尾まりさんとなじみの方も出ていてうれしい限りっす。
さらに、なぜか口の中に大宇宙が拡がる味皇。
これはコンテストで陽一が優勝し、肉料理の天才、小西かずや(CVは鈴置洋孝さんだ)がイカサマだといちゃもんをつけたのに対し、怒った味皇が説教するところ。
ただ、原作つきのせいか、初監督作品のせいか、はじけっぷりとか当人たちはいたって真面目にやっているんだけど、それがばかばかしいという今川カラーが薄く、見ていて、やっぱり物足りないです。原作キラーもなりをひそめていますしね!
かくなる上は、原作のギャグをすっ飛ばし、シリアス一本にしたという「ハーメルンのバイオリン弾き」とか、監督オリジナルの「七人のナナ」とかが見たいわけですが… 「真マジンガー衝撃Z編」もまた見直したいなぁと思ったり。
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