監督:ロイ・ウォード・ベイカー
出演:ジェド(リチャード=ウィドマーク)、ネル(マリリン=モンロー)、リン(アン=バンクロフト)、エディ(エライシャ=クック・ジュニア)、ほか
原作:シャーロット=アームストロング
1952年、アメリカ
マリリンといったらラブコメ、その相手役がリチャード=ウィドマークさんとは変わった組み合わせやの〜と思っていたら、サスペンスだったよ、ままん… (´・ω・`)
しかも「
ナイアガラ」とか「
紳士は金髪がお好き」とか「
七年目の浮気」とか「
帰らざる河」とか、数々の代表作、モンロー・ウォークなどで有名になる以前の出演作でした! あらま、びっくり。
ホテルで働くエディは、宿泊客のジョーンズ夫妻に姪のネルをベビー・シッターに紹介する。同じホテルで歌手として働くリンは、恋人のパイロット、ジェドを振ったばかり。腹いせにジェドは向かいの部屋にいたネルに声をかけるが、ネルには結婚まで誓い合ったのに海で事故死したパイロットのフィリップという恋人がおり、ジェドをフィリップだと思い込んでしまうのだった…。
リチャード=ウィドマークさんは「
アラモ」や「
ワーロック」ぐらいしか見たことがありませんで、基本、いい役しか存じ上げません。でも、1940〜60年代のハリウッド映画に詳しい母が言うには、もともとは悪役の方が多かったんだそうです。
ジェドの役は、リンに別れ話をされた辺りは、そんな冷たい感じの男性ですが、ネルと会ってから、優しかったり、思いやりを見せたりして、最後はリンともよりを戻したので、ジェド的にはハッピーエンドな話でした。
ただ、マリリン演ずるネル(というか、この演技を見ても大根とか言われちゃうんだな〜 (´・ω・`) まぁ、出世作がお馬鹿キャラだからしょうがないんだろうけど…)は、実はニューヨークに来るまで恋人のフィリップを失ったことで精神病院に入院しており、ジェドも同じパイロットだってんで、すっかりフィリップと思い込んで、いろいろと騒動を起こしてしまうので、最後はまた精神病院に逆戻りって感じになるんですけど、すっかり優しくなったジェドが「見舞いに行く」とか言ってるので、退院したら、今度こそ、幸せをつかんでほしいと思いました。
ただ、女優としては「白痴美」と言われたマリリンですが、私生活ではいろいろと足りないものとかあったんじゃないかと思うので、もしかしたら、マリリン本人に、いちばん近い役所なのかもしれないと思わなくもありません。
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