母から譲り受けて、かれこれ10年近く着ていたダウンコート。もともと毛抜けの激しいコートで、しかも一昔前のダウンなもんですから、シルエットがもっさりしていたんだけど、暖かいからそういう外見はまったく気にしないたきがは、冬になると重宝しておりました。
ところが! 今年の冬は毛抜けがさらにひどく、
着たままで腕を振れば
毛が飛ぶからやめろと言われ
コートを脱げば
毛抜けがひどすぎると言われ
そういうコートに私はなりたくない
という状態になっていたのでした。なぜここで「雨にも負けず」?!
それでもたきがはさんはめんどくさがりの上に寒がりの暑がり(今の時期は15度以下の部屋で生活しているため、20度を越えると「暑い」と言い出す。夏は30度前後の部屋で生活しているので、28度の冷房でも「寒い」とぬかす)なものですから、暖かいコートを手放せるわけもなく、だいたい、代替品なんてものはたきがは家にはなく、そのまま放置していたのでした。
しかし! ついに本日、いつものように実家に行ったたきがはは、コートを脱いだ瞬間にさすがに唖然といたしました。あら、真っ白。たきがはさんはダウンの毛抜けが大変目立つ、黒のシャツばかり持っているものですから(コーディネートが楽だから。しかしジーンズもコートも靴下も、関係ないけどスパッツも黒いので夜道でとっても危険。まさに闇夜のカラス状態)、ダウンの毛抜けも、柳川家のあぐり兄さんの毛も、すまよ姐さんの毛も、とっても目立ってしまうのでした。まぁ、後の2匹はまったく問題ないんですけど。やなみきさんにはよく怒られましたが。
ですが、さすがにダウンの毛抜けはちとひどいです。テープで取りましたが、応急処置にすぎません。母がどこかに穴が空いているのではないかと言いました。ダウンコートは針の穴でもダウンが抜けるそうです。
しかし、どうやら、家族でチェックしたところ、針の穴どころの騒ぎではありませんでした。コートの裏地に走るミシン目に沿って、毛がついています。10年も着て、ミシン目から毛が漏れるようになってしまったようです。
あらあら、まぁまぁ。
このコートは捨てることになりました。こうなったら、さすがに最近、もったいないが暴走しているたきがはも、処置なしでした(あったらごめん)。
で、代わりに、またしても母のお下がりのコートをもらいました。たきがはさんは見てくれにあんまりこだわらないので、冬は特に暖かければ文句はないのでした。それもどうだ、いい年こいて。
さようならダウン。こんにちはダウン。これで、毛抜けとはおさらばできそうです。
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