先日、思うところあってマヨネーズを手作りしてみました。ハンドブレンダーを手に入れたのと、美味しい卵を見つけたので、レシピを探したのです。で、引っかかったのが
こちら。
人生観が変わる、とまではいきませんでしたが、マヨネーズ観は明らかに変わりました。そう、マヨネーズというのはもっと高い、尊いものだったのではないかと思いました。
生きのいい卵を使って、厳選した油を使って、作られたマヨネーズは、市販のマヨネーズとは明らかに違っていたのです。そう、かつて卵がご馳走だった時代に、マヨネーズの価値はもっと高かったのではないかと思いました。そんじょそこらのマヨネーズではなく、手作りのマヨネーズというのは、そういうものではないかと思います。
ただ、実際のところはハンドブレンダーのおかげで材料を揃えて突っ込んだら、目の前で見慣れた卵と油がみるみるうちにマヨネーズに変わっていったので、さらに目から鱗でした。
もっとも、たきがは家には例によって油はごま油とオリーブオイルしかありません。ので、オリーブオイルを使いましたが(ごま油は癖のある方が好きなので)、これが、けっこうえぐい味になりました。だいたいオリーブオイルを使うのは炒め物が大半です。あんまりドレッシングは作らないもんで… あと、醤油と生姜と合わせて和風ドレッシングが好きなので、生でオリーブオイルって食べたことがなかったんですね。で、それがカップ1くらい(油が150ml+全卵+αのため)できましたので、頑張って食べましたが(消費期限は短いため)、オリーブオイルを使うのは二度とやめようと思いました。
あと、生が駄目なら加熱したらどうだろうと思って、たきがは家の
マヨネーズソース(ほんとはタマネギおろし+粉チーズを入れるのをタマネギのみ)にしてみましたが、多少、えぐさは緩和されたものの、残りました。
それ以外は鶏肉の南蛮揚げとかに、刻んだピクルスを混ぜてタルタルソースっぽくして食べましたが、これは油+油って感じで、間違いなく美味いのでしたが、カロリーもかなり過多だろうなと思いました。
そんなこんなで一週間ぐらい、マヨネーズを食べ続けていたのですが、なにしろ高カロリーな食事だったろうと思います。
そう考えると、マヨネーズを毎日、というのはカロリーオーバーなんだろうなと。つまり、マヨネーズというのはそもそも安いものではなくて、そう毎日食べるものでもないのだろうなと。たまに手作りして、思い切り高カロリーな食生活を堪能したら、またマヨネーズのない生活に戻るのがいいんだろうなと。そう思ったのでした。
レシピどおりに作ると、ほんとはサラダオイルだったので、マヨネーズ用に買ってきてもいいんですが、これは加熱しないで使うのが大前提の油なもんで、マヨネーズソースという絶賛の消費手段でやばくなる(毎食、マヨネーズ味というのはさすがに避けたいので)のはしたくないところです。となると、エゴマ油なんかもいいんですけど、これがまた馬鹿高い油でして、DHAという主に魚で摂れる栄養素が摂れるっていうんで、魚を食わなくなったわしにおかんが「食え〜」と勧めてきたんですが、これも実は加熱するとDHAが壊れちゃうので、あんまりマヨネーズ向きとは言えません。あとは無難そうなところでグレープシードオイルとか… 香りのないごま油か、米油とか…
マヨネーズって、ほんとはもっと高い食材だったんだよ、という話でした。
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