仲代達也主演、岡本喜八監督。中里介山原作。
実の父親からも「あれは生まれてはならなかった、あやつの剣は邪剣だ」と言われてしまう、虚無的な主人公、机龍之介の話。
このころの仲代さんは何か焦点の合ってなさそうな視線が「やる気なさげ~」な机龍之介役にぴったりでやんす。ほめてるのよ
三船敏郎さんが格好いい役で出てたり、加山雄三さんが机龍之介を兄の仇と狙ってるのに敵討ちは半端で終わってたり、冒頭で机龍之介に斬られる巡礼が藤原釜足さんだったり、巡礼の孫を実の娘のように可愛がる、鉄砲持ちの怪しい小売りが天本英世さんだったり、キャスティングも豪華ですな。
実は、「聖戦士ダンバイン」のドレイク役、大木正司さんが沖田総司役で出てられるというんでそれだけで借りた奴。新撰組は脇役なんで沖田役が「この2人のうちどっちかやろ」までしかわかりませんでした。とほほ。
ぐぐってみたら、4度ほど映画化されてまして、今回のは最後。他にも片岡千恵蔵、市川雷蔵、大河内伝次郎とそうそうたる面子が机龍之介やってました。
原作も未完。最長の時代小説だそうな。
たんぽこ通信 映画五十音リスト
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