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森村誠一編。晩聲社刊。

家永教科書裁判で731部隊に関する記述が争点となった時に「悪魔の飽食」で著名な森村誠一氏、秦郁彦、江口圭一の2人の歴史学者が呼ばれて証人として話した裁判の記録です。

森村誠一氏と江口圭一氏が原告、つまり家永三郎さんの側、秦郁彦は被告、つまり国の側の証人として証言してます。

内容的には「悪魔の飽食 3部作」を読んだ身としてはそれほど目新しいものはないんですが、まぁ、臭い物には蓋をする、過去の恥部は隠す日本政府の体質がこれほど如実に表れた裁判もなく、また国側の証人として立った秦郁彦の証言のまぁ、わからんちんなこと、形式的なことにこだわる余り、自己矛盾に陥っていることにも気づかぬ阿呆っぷりをさらけ出しておりまして、これが日本という国の先行きかと思うとお先真っ暗にしか見えません。

家永さんの言う「恥ずべき過去を隠蔽することは、恥ずべき過去を持つことよりもさらに恥ずべきことである」は至言です。

それ以上にある高校生の手紙にある「歴史を学ぶことは−どこでなんの条約が結ばれてなんてことはあんまり重要じゃないとおもう。それよりももっと大事なことは普通たった2、3行で終ってしまう中国侵略のこととか、第二次世界大戦における人々の苦しみ悲しみとかだとおもいます。それを学ぶことが軍縮会議よりも核兵器廃絶運動よりも、平和への近道だとおもいます。先人達が自らの命を代償にして示してくれた愚かな行為を知ることが先決ではないでしょうか」も歴史を学ぶべき姿勢だと思います。

しかもこの本、30年以上前の裁判についてです。日本の未来は暗かったのだなぁと思わずにいられませんわい。

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