中塚明・井上勝生・朴孟洙共著。高文研刊。
副題に「もう一つの日清戦争」とあります。
朝鮮半島については、わしも知らないことばかりで恥じ入るばかりなんですが、そのために色々な本を読んでるんだと思ってるんで告白しちゃいますけど、
日清戦争で最大の犠牲者を出したのは朝鮮人だったことは初めて知りました。すみません。あと、日清戦争が日本と清国の戦争だということぐらいは知ってましたが、そもそもの発端が日本軍が朝鮮の王宮を占領して、「清国が朝鮮の独立を阻害しているから日本は朝鮮の独立のために戦う」ことを大義名分にした、というのもわかってませんでした。とほほほ… わしの日本史と周辺諸国に関する知識は明治維新辺りから日中戦争ぐらいまですっ飛んでいるようで、それもまぁ、抜け穴だらけなんで、何とも情けない限りであります。
なので、この本のタイトルになった東学農民戦争というのはそもそも知らず、その思想が日本にはいまだ芽生えたこともない革命の思想であることも知らず、まぁ、知らないことばかりで読んでて恥ずかしい思いがしました。
わしは「
坂の上の雲」というドラマをやった時に脊髄反射的に、その自画自賛の日本近代史を嫌い、第1回だけ見て、まともに見なかったんですが、その欺瞞性とか、後に日本が中国で大規模に起こす三光作戦のような大虐殺の萌芽が、そもそも東学農民戦争にあったこととか、目から鱗の朝鮮と日本史でした。
全然勉強足りないんだわ〜
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