いよいよギアナ高地決戦編。前半戦のクライマックスであり、シャイニングガンダムの最後の見せ場でもあり、見え見えなシュバルツの正体とか、勝ってる時は余裕だったのに負け始めた途端に小ささを露呈しちゃうマスターとか、なにしろ盛り沢山、フルコースのてんこもりな展開。
前回の謎ですが、迷えるドモンの台詞から、スーパーモードは怒り以外でも発動するんだぞ、というのが伏線みたいっすね。しかし行き詰まるドモンに振り下ろされるシュバルツのスパルタな刃。ここで「ドモン、心安らかに死ね」と言うのがシュバルツでなくキョウジというのは、シュバルツの正体をばればれにしてる気もするんですが、ドモンは気づかんだろうな。
デスアーミーのバリエーションは相変わらず楽しいっす。陸海空と隙がない。もともとはデビルガンダム四天王にそれぞれ仕えるという設定だったらしい。陸がグランドガンダム、海がウォルターガンダム、空がガンダムヘブンズソードだから。しかしデスアーミーもこれで出番、終わりなのはもったいないが、作画が大変だったんだろうな〜 新宿からギアナ高地に舞台を移したのも、描写が楽だからだって監督のインタビューで言ってたもんね。新宿は臨場感はあるけど、描くのが大変だろう。
ギアナ高地でのマスターは本気でドモンを殺そうとしてたくさいが、己の目的のためには非情に徹せれるマスター、その心情の吐露はやはり、「おまえが新宿に現れなんだら」に表れていると思う。勝ち誇ったマスターの高笑いの裏には、愛弟子ドモンを手にかけなければならない悲しみが隠されていたわけで、それでも、もしも本当にドモンをギアナで倒してしまっていても、マスターは決してそこでは立ち止まらなかったろう。もはや誰も遮ることのできない強者として、デビルガンダムを我が物にして地球の再生にいそしんだろうな。
ギアナ高地編は最後まで見てから見直すと、いろいろ噛みしめ甲斐があって決勝大会よりもおもしろいっす。決勝大会のマスターは、ドモンを鍛え上げようとしてるから、悪人面じゃないせいだろうね。
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