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ミヒャエル=エンデ著。上田真而子、佐藤真理子訳。岩波書店刊。

大昔、「ネバーエンディングストーリー」というまた横文字かよッ!な突っ込みで映画にもなったエンデさんのファンタジーです。

いじめられっ子のバスチアン少年は、いじめっ子から逃れるために入った古本屋で「はてしない物語」という本を見つけ、読みたくてたまらずに万引きしてしまう。学校をさぼって、学校の物置で「はてしない物語」を読み始めたバスチアンは、やがて物語の世界ファンタージエンが危機に瀕しており、それを救えるのが自分だけだと知って、ファンタージエンに赴くが、女王幼ごころの君から託された魔法のメダルによって自分の望みをかなえることで、だんだん人間世界の記憶を失っていってしまう…。

幼ごころの君は「ダウン・ザ・ワールド」のプリンセス・サーラと同じネタなのね… まぁ、こういう発想はほかにもありそうですが。

前半がファンタージエンを救うために世界を冒険するアトレーユの物語で、後半が実際にファンタージエンに入ったバスチアンの冒険の物語。
ちびでおでぶという、ちょっとホビットを連想させなくもないバスチアン少年は、自分の性格や容姿にコンプレックスを持っていたけど、幼ごころの君から託されたアウリンというメダルで、何でもできるスーパー少年に変わり、容姿も端麗になり、でもだんだん人間としての記憶を失っていくというのはどういう意地悪なんだろうと思いました。
まぁ、ファンタージエンを救って終わりではなかったので、バスチアン自身も、自分を受け入れられるようになり、母親を失って以来、茫然自失の父親もバスチアンを愛していたことを思いだし、というあたりは家庭救済の物語でもあるという。

対するアトレーユは少年とは思えぬ落ち着きと理性を持っていて、ぜんぜん少年らしいはっちゃけがないのが、こういう寓話的な物語では典型的なタイプっちゅうか。

白き幸いの竜フッフールが、映画で見たふさふさのドラゴンだったのだな。

唯一の悪役らしい魔女サイーデが、バスチアンを貶めるところまではうまくやったのに、最期は呆気なかったのが物足りないけど、ほかに悪い奴も出てこない話なんで、まぁ、あれでいいのか。

筋はおもしろかったんですらすら読めましたが、もう一回手に取ろうと思わないのは、寓話色が強すぎるからかも。

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