監督:ジョージ=クルーニー
出演:フランク=ストークス(ジョージ=クルーニー)、ジェームズ=グレンジャー(マット=デイモン)、リチャード=キャンベル(ビル=マーレイ)、ウォルター=ガーフィールド(ジョン=グッドマン)、ジャン・クロード=クレルモン(ジャン=デュジャルダン)、プレストン=サヴィッツ(ボブ=バラバン)、ドナルド=ジェフリーズ(ヒュー=ボネヴィル)、クレール=シモーヌ(ケイト=ブランシェット)、ほか
見たところ:川崎市アートセンター・アルテリオ・シネマ
アメリカ、2014年
今年初映画館。わしは興味なかったんですが、クルーニー好きの母と行ってきました。クルーニー製作・主演なのでシネコンでかかってもおかしくなさそうな映画ですが、なぜか単館系。
芸術の専門家で構成された特殊部隊モニュメンツ・メン。ナチスに奪われたヨーロッパ各地の美術品を奪還するために1944年、ノルマンディーに上陸するがドイツ軍はどこかへ運び去っていた。しかもヒトラーが自らの死とともに全ての建築物、美術品、その他もろもろを一切破壊するよう命じたネロ指令を入手、ドイツの敗北が迫る中、残された時間は刻々と減っていく。そんな時、ドイツへの協力者と見られたジュ・ド・ポーム国立美術館に勤めていたクレール=シモーヌという女性職員からドイツ各地に運ばれた美術品の行方が明らかになっていく…。
戦闘には素人だけど芸術品にはプロの集団(美術史学者だったり学芸員だったり建築家だったり歴史学者だったり様々)がナチスに盗まれたヨーロッパの至宝を探して奮闘する話です。
ただ、そうでなくても6人と少ないのに三方に分かれた中盤がだらけまして、実話が元とは言え、もう少し脚色して緩急つけてほしかったなぁと思いました。
作中であっという間に2年も経つ(1943年に部隊が結成されるところから1945年のドイツ敗戦まで)わりに時間の経過も描き方が足りなかった感じです。
原題は「The Monuments Men」なので部隊名まんまなのですが、邦題に「ミケランジェロ」を持って来たのは、日本でも有名な彫刻家ミケランジェロのネームバリューと、クライマックスの聖母子像の発見とソ連軍に奪われないように運び出すというシーンに引っかけたものと思われますが、ここももっと手に汗握る展開だと良かったような…。
2時間弱という制約もあるのでしょうが、物足りなさの残る映画でした。あと最近はハリウッドは99%ぐらいの高確率でハッピーエンドが予想されるので落としどころが見えているのもどうかと思ったり。
シネプレックス平塚でかかってた「素晴らしき哉、人生!」見た方が良かったかもしれん。ただし10時からとえらい早いので起きられる自信がない(爆
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