生まれて初めて生を見た。漫画とか小説では知っていたが、生は初めてだった。
そもそもなんでそんなもの見たかといったら、生ゴミに発生してたのだ。実は引っ越し先でゴミの日がよくわかってないわけ、で、ゴミセンターに捨てに行ったら、今日は休みで、しょうがないのでゴミ持ったまま用事を済まそうと思って走っておったわけ。そしたら、ゴミ箱が倒れちゃって、惨憺たる有り様になりまして、非常事態だし職場に捨てに行きやした。
水俣市はゴミの22分別やってるんだが、生ゴミも指定の袋に入れないといけない。そうでなければコンポストを備える。最初は袋に入れるつもりだったんだけど、分解するせいかゴミの入れすぎか（たぶん両方）破けやすいものでコンポストにすべく蓋付バケツをこうてきた。でも袋のあるうちは使うつもりだった。が、いっぱいになった袋を燃やすゴミも一緒にバケツに入れておいたら、気がつかぬうちに袋が破れてたのだ。で、破けてない袋に薄茶色の細長いのがたんとついてて、最初はなんかの種だと思ってたんだがよくよく考えたらそんな種のあるようなものを食った覚えがない。で、よくよく見直したら、動いてて虫だなと。あ、これが蛆虫ちうものかと。
『裸足のゲン』て漫画に傷口にわいた蛆虫をピンセットで取るシーンがあるんだけど、袋についてた蛆虫も水で流したくらいじゃ取れなくて、バケツにもいっぱいついてて、タワシでこすった。夢に見そうな光景でした、はい。
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