安宿に泊まっているので自炊が原則であるのだが、3食自炊だとパンクするので日に一回は外食を許すことにしているのだった。
そして近所のカフェで頼んだランチ。20年くらい前に行ったポーランドで食べたタルタルステーキが蘇る衝撃であった。
チキン・パフェ~? 食材見ると赤ワイン煮のプラムとナッツとな。許容範囲じゃねこれ?
そう、タルタルステーキを頼んだ時も思ったのだ。タルタルソースとステーキ、よし! 十分ありだ、この組み合わせは!
写真が残ってない(と思う)のが残念である。出てきたのは、わしの想像を大きく裏切るものだったからだ。ぶっちゃけユッケに近かった。叩かれた生肉がハンバーグのように丸くなっていた。でも、どこら辺がタルタルなのかわからなかったし、今思えば、注文を受けたウェイトレスのねーちゃんの目は、こいつ本当にそんなもの食べるのかしらと言っていたようだった。
その衝撃が再び蘇ったのだ。
茶色い物体は鶏皮をカラッと揚げたもの。やたらにしょっぱい。
黒いものがプラム。これはいちばんのヒットで、正直、これがなかったら食いきれなかったかもしれない。
そして薄茶色の固まり、硬さはアイスぐらいの代物がチキンである。
たぶん、テリーヌとか食べてる人には馴染みがあるのだろう。しかし、たきがははテリーヌはかなり敬遠したい人種なのだ。食う習慣がないのだ。ちょっとレバーに似てなくもないが、レバーは基本、焼き鳥か甘辛味噌炒めかレバニラなので、やはり馴染みがないのである。
しょうがないので付いてきたカリカリのフランスパンに塗って食べた。しょっぱくて、生臭くて、脂っこかった。
プラムがあってよかった。鶏皮はどっちでもよかった。
やっぱりチキンとパフェは別に食べようってことだよ俺!
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