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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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その男、保釈金3億円也。

宮崎学著。田中森一監修。扶桑社刊。

新聞名が架空のものとなってるので、実話に基づいたフィクションではないかと思われます(ちゃんと確認してない)。ネットで検索してみたところ、登場人物はどうやら本名も混じってるようです。

過去に脱税をやってしまった浅岡裕二という人物が顧問を務める愛知県のリフォーム会社に、警察が組織犯罪処罰法をごり押ししようとして、詐欺罪で上げようとしたけど、実はそんな実体はなくて、どっちが悪者でどっちが善人だかわからないって感じの話でした。で、タイトルは、その浅岡さんて人が、身内への傷害罪で起訴され、保釈金がライブドアの堀江社長と同じ3億円ふんだくられたってところから来てます(第一審でも2億円払ってる)。

いや〜 なんちゅうか、こういう本読むと、新聞でもテレビでも言ってることは鵜呑みにするものじゃないなと思いますよ。まったく

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わが夫、チェ・ゲバラ

ゲバラの奥さんのアレイダ=マルチさんという人が、自分自身の生い立ちから振り返って、反乱軍に加わり、ゲバラと会い、死に別れた後までを回想した本。

1959年の革命成功から、わずか6年でキューバを出て、理想とする世界革命のためにアフリカ〜中南米と戦い、ボリビアで殺されてしまったゲバラについて、よくこんなことまで覚えてるな〜と感心するような細かい話も書かれた回想録っす。

ゲバラが他の革命家と決定的に違うのは、奉仕の精神が徹底してることだと思うんですよ。キューバの革命を達成して、そのまま国に残っても良かったろうに、奥さんも5人(アレイダ=マルチさんとの間には4人、前妻との間に1人)の子どもたちも置いて、世界革命の理想に燃え、そのために全てを抛ったゲバラ。そこが、今も彼が世界各地で理想とされる人気なんだろうなと思います。
でも、その影では、家族の涙があったのであり、そこら辺、わりと記述が淡々としてるんですけど、この人は慟哭したはずであり、絶望もしたはずであろうと思うのですが、ゲバラの妻、という立場はすごく重たいものだったのじゃないかと。
だけど、そんな面は感じさせず、むしろしなやかな強さを見せて、5人の子どもを育て、キューバを支えていく。

ゲバラの影にとどまらなかった、奥さん、天晴れです。

いつかキューバに行って、ゲバラの研究センターを見てみたいものだと思いました。

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ヒエログリフを愉しむ

集英社新書刊。近藤二郎著。

ええ、初めて巡回図書館ちゅうのにお目にかかったので、記念に3冊ほど借りてみました。

タケノコを茹でながら読んだ。わしの期待していたような「ヒエログリフを書いてみよう」的な楽しみでなくて、ヒエログリフにまつわる著者の蘊蓄とかエピソードとかを並べた、ヒエログリフ・エッセイって感じです。時間つぶしにはもってこいっちゅうか、新書っぽい軽さっちゅうか。入門書向けって感じですか。

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モリのアサガオ

郷田マモラ著。アクションコミックス刊。全7巻。

「とある新人刑務官と死刑囚の物語」とあり、たきがは的に興味のある題材だったので一気買いして読んでみた。

のだが、主人公にあまり感情移入できなくて、いまいちだ〜

特に、直樹が実は死刑囚の子どもだった!という展開を迎える中盤、渡瀬との交流を行う終盤が駄目だった。

直樹が死刑囚の子どもだった、という設定はできすぎのような気がしたこと。
渡瀬との友情が美しいのが、美しすぎるように見えること。
ここら辺がひっかかったかな。

あと、渡瀬が陥れた弁護士は陥れられたままで、7巻になるとすでに忘れられた存在になってると思うのだが、渡瀬は、渡瀬が殺した娘の墓に弁護士が行っていることは知らないわけで、墓の前で号泣していた弁護士は、本当に陥れられなければならないような存在だったのか?と思ってしまったことも駄目なポイントだった。

作者は最初、死刑について、賛成でも反対でもなかったのだろうと思うが、何人も出てくる死刑囚を見ながら、主人公が考えることを鑑みるに、死刑賛成に傾いているように思え、そういう流れになるような話の作り方をしているように感じられた。それもちょっといや。

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バビル2世

横山光輝著。秋田文庫。1〜3巻のみなので、まだラストは不明。

OVA「ジャイアントロボ」つながりで興味を持った横山漫画。「バビル2世」はたきがはもかつてアニメを熱心に見ていたので、よく知ってるつもりだったのだが、何しろこの歳になって見ると、いろいろと嗜好も変わるもので、バビル2世に全然興味を覚えなかった。

いや、アニメの「バビル2世」を見てた時も、たきがは、何にでも化けられるロデムがいっとう好きだったんすよ。野田圭一さん(「一休さん」の新右衛門さんとか、「009(昭和版)」の002とか)が声やってたのまでは知らなかったんだけど。で、どうやら神谷明さん演ずるバビル2世にはときめかなかったようで…。
何でロデムかというと、ロデムが美女に化けるシーンを、そこだけをいまだによく覚えているので、たぶん、ロデムみたいな便利なしもべが欲しかったのではなかろうか、と思う。あるいはロデムになりたかったのか。変身願望ってやつですかね。

ところが、この歳になって漫画の「バビル2世」を読んでみたら、ある日突然、使者がやってきて、「あんたはわしの子孫だから、これあげる」と棚ぼたに5000年も壊れないスーパーコンピュータに、言うことを何でも聞いてくれる3つのしもべを手に入れたバビル2世くんよりも、ヨミのが好きなんだよ、わし。アニメ版で大塚周夫さんが声を当ててたってのもポイント高い(なんちゅうても「ガンバ」のノロイですからな!)のだが、世界征服を企んで、残忍な性格で、実はバビル2世と同じバビルの子孫なんだけど、「あんた駄目」って失格しちゃったヨミって、なんちゅうかな、色っぽいんですよ、この人! それにね、「残忍な性格」って言われてるけど、別に部下をいきなり殺したりしないし、大勢の部下を使ってるし、それなりに大切にしてるし、なにより世界征服に一生懸命なヨミ見てると、なんかこう、応援したくなるんですよ。勝てないのはわかってるんですがね。バビル2世を倒せるか!と思った時の嬉しそうな顔とか、可愛いし。
いや、現実にこんなおっさんいたら、はた迷惑以外の何物でもないんですが、漫画だし、ヨミさまらぶv と考えるのは、「何が悪か」とか「何のために戦うのか」と苦悩しない横山漫画の主人公に、手塚漫画、石森漫画に慣れちゃって、なんか物足りなさを覚えるわしが、いろいろとバビル2世を倒すべく、画策して、部下を育てて、一生懸命になるヨミの方を魅力的だと思ってしまうのかな〜と思ったりもしますけど。だってありそうじゃないですか、手塚漫画とか石森漫画(石ノ森のが正しいのかもしれませんが、正直、石ノ森に改名してからのこの人の漫画には興味ないんす)だと。絶対善に見えるバビルが実はとんでもない奴だったりしませんか。正義のためと信じて戦ってたバビル2世の方が実は悪だったとかさ。
昔は孤独に戦うバビル2世の方に絶対にはまってそうですがね。いや、バビル2世って、3つのしもべとバベルの塔のコンピュータ以外、味方がほとんどいない。局長、あんまり役に立たないし、普通の人だから(2巻で「ふれーふれー、バビル」って応援してる局長見てたら、「やんや」の思い出が。んがふふ)。そんな孤独なバビル2世なんだけど、でも、部下引き連れてるヨミのがいいや、ってのが最近の好み。

で、OVA「ジャイアントロボ」とのつながりで、眩惑のセルバンテスの元キャラの陳が実はコスチュームまんまとか、草間博士の元キャラのダックとか、シムレとかダンカンとかバランとか出てくると、わくわくするですね。
ま、ビッグファイアさま自体がバビル2世なんですけど、3巻のラストあたりで、ビッグファイアさまばりに髪の毛なびかせているのが嬉しかったり。国家保安局長が中条長官だしね。ヨミの部下に素晴らしきヒィッツカラルドっぽいキャラいるし。そういや、国家保安局長襲ったの、ケリーにそっくり(こちらは戸田版だけど)だったな、とか。

そのうちに続きを探して読みたいのです。ヨミには最後まで頑張ってほしいな〜 いや、ヨミの逆転勝利まで言いませんから。

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