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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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世界の合言葉は森

アーシュラ=K=ル・グイン著。小尾芙佐、小池美佐子訳。ハヤカワ文庫刊。

植民惑星ニュー・タヒチで、地球人と現地人の通称クリーチーとの対立を描く表題作と、辺境の植民惑星での入植者と非暴力主義者との対立を通して、1人の少女の成長を描く「アオサギの眼」を収録した1冊。

対立する側の地球人、入植者がそれぞれ暴力的な男性というのは、どこかステレオタイプな印象を受けます。ル・グインさん、フェミニストなんで、暴力=男という構図が見えるというか。で、対するクリーチー、すなわち現地のアスシー人、非暴力主義者の側には女性の指導者がいるというのがますます象徴的っていうか。この時代(二作とも1972年の作)はそこまでフェミニストではなかったはずなんですが、その萌芽があるっていうか。しかし、世界の歴史を見ても暴君というのはたいがい男性なわけでして、まぁ、それも無理ないわって思いますし、わしも一応、女なので、その気持ちはわかるわっていうか。

読んでいた時に、アスシー人というのは、要するに毛むくじゃらの現地人なわけなんだよな〜と思っていたのですが、どうしたわけか、毛の生えたもっと可愛らしいヒューマノイドが思い浮かんで、あれはなんでだったのか、まぁ、それはそれでいいんだけど。身長も人間の半分くらいとか言ってたし。

古典的なSFです。

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うつろわざるもの ブレス・オブ・ファイア4 第3巻

壱村仁著。カプコン監修。マッグガーデン刊。

ちゅうわけで第3巻です。

話はリュウ・パートが召喚の村と、リュウがついにカイザー・ドラゴンの力に目覚めちゃうところ、フォウル・パートがソン村での出来事と、ついにヨムに見つかり、追われるまで。さすがに核心に触れる部分ですので、展開がゆっくりです。

召喚の村ではマスターの中にディースさまが封じられていたことが判明、ええキャラですわ、相変わらず〜v 女性キャラではだんとつディースさまが好きですねん。「ブレス1〜4」まで皆勤賞で、姐御肌で大魔法使いで、下半身が蛇のナイスな御方。新作出たら、ディースさまと釣りと復活してほしいものですな。
ここで、ゲームだとディースさまの中に入って、ディースさまのハーレムとか見るのですが、そりゃないか。けっこういけいけどんどんで己の欲求に正直なディースさまが好きなのだが。

で、第1巻からその影は見せていたものの(サライの村でリュウを見てたのは尻尾といいアースラ隊長に間違いなし!)、やっと6人目のメイン・キャラクター、アースラ隊長も登場。狐の耳と尻尾がないす。しかし、この展開では潔くけつをさらそうとするアースラとか、フナムシに脅えるアースラとかは見られそうにありません。残念…

そして、ソン村で傷を癒すフォウル神皇陛下。ここのB.G.M大好きじゃ〜! マミちゃんの素朴な人柄と相俟って、なかなか泣かせる名曲なんじゃ〜! ゲームでは1回も釣りをしない神皇陛下も釣り。釣り上げたのはドラードだろうか…? 「ブレス4」は釣りゲームとしてもなかなか凝ってるんですよ。リュウ・パートにはそういう息抜きが多いから、余計、フォウル・パートと後の深刻さが重いんですけどね。
一見、ほのぼのした展開も、後の重さを考えると確信犯だなカプコン!って感じっす。

マミちゃんのおかげでフォウルは逃げ出しますが、マミはヨムに捕われ、ついにラスト、「呪砲が使えるかもしれん」ときた〜!

裏表紙はリームに憑いたディースさまとマスター、泥竜。作中ではダムを押し流した泥竜ですが、半透明で骨が見えるデザインと、ゆらゆらしててリュウになついてそうなアクションが秀逸。

あと、今回、サイアスの台詞が1つだけ! 4巻ではもうちっとしゃべってくれるでしょうか、犬…?

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時砂の王

小川一水著。ハヤカワ文庫刊。

久々に骨太のSFを読みました。わしはやっぱり、小手先だけの仕掛けの短編より、こういうじっくり読める長編のが好きなようです。長編といっても300ページもないので読みやすいのですが、タイムパラドックスとかも含めて、おもしろかった〜

時は3世紀の日本。邪馬台国を治める女王・卑弥呼こと彌与は、ある時、使いの王と名乗る男に物の怪から命を助けられる。彼こそ使令(つかいのおきて)に伝えられる救世主であった。その戦いは26世紀から、全人類の存亡をかけて、時を遡り、全世界的に繰り広げられてきた。使いの王ことオーヴィルは、そのために人類に造り出された知性体であり、戦いは10万年の長きにわたっていた。

彌与のキャラクターがなんちゅうても魅力的です。15歳で邪馬台国の女王に祭り上げられ、頑張ってきた彼女の強さともろさが、ETという全人類の敵相手に兵士を引っ張って戦っていく。彼女を支える奴隷だった幹という少年と、超絶的な力を持つ使いの王。けれど、その戦いは絶望的で、オーヴィルはすでに未来で失敗し、ここ邪馬台国のある時代を最後の砦としてやってきているのを我々読者は知っていくわけです。
本来ならばもっと未来に見つけられたはずの鉱脈、もっと未来に発明されたはずの技術、それもこれも全ては人類存続のために、ETと戦うために、世界をまとめ、ただETとの戦いに振り向けさせていくオーヴィルたち。
そういった事情はわからないながらも、若き女王として、人びとを引っ張っていく卑弥呼。
その構図は、ちょっとばかし、「伝説のオウガバトル」のオピニオン・リーダーとその周りの人たちに似てなくもありません。

元来、たきがはは戦う女の子が大好きなんすよ。古くは「スケバン刑事」に始まり、今の「伝説のオウガバトル秘史」でも。それも、女性が女性の強さを持ったままで戦うという構図が好き。

ついにもたらされる勝利、その時、彌与は、オーヴィルは。是非、お手にとってご覧くだされ。

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うつろわざるもの ブレス・オブ・ファイア4 第2巻

壱村仁著。カプコン監修。マッグガーデン刊。

待望の第2巻が手に入りましたッ!

話はついに帝国に行ったものの、ユンナに見つかって強制送還されてしまったリュウ、クレイ、ニーナ、マスターが、ウィンディアへ向かい、サイアスを加え、風竜ラーウィに会い、召喚の村へ行くまで。展開はやっ!

表紙はリュウとフォウル神皇陛下で統一のようです。
裏表紙は犬傭兵ことサイアスと風竜ラーウィ。サイアスの胸元がもふもふの毛皮で、一回もふもふさせてもらいたい。ちょっと堅そうな毛だけど。で、赤犬に緑の着流しというおしゃれさんぶりも健在です。
たきがは、メインキャラクターのなかではサイアスって、わりと好きでも嫌いでもないんだけど、存在感はあるんだよね。でかいし。戦闘ではいつもいるし。ほとんどしゃべらないのに、「し…ま…」とか「ひ…ま…」とかいうピンポイントな台詞とか、たまに見せる悩殺歯茎とか、いないと寂しいキャラではあります。

で、竜に見えないと評判の今作の竜ですが、風竜ラーウィはくじらです。空飛ぶくじら。

で、内容の方は、虎人(フーレン)ファンの期待を大幅に裏切って、虎人の里カット〜!!! で、第1巻でクレイがリュウに渡した剣も王家の剣でも何でもなく、ずっとリュウが背負ってるし、まぁ、ゲームだとここらへん、ルディアと虎人の里を行ったり来たりするんですが、すっぱり切り捨てて、さっさとルディアを逃げ出しておりました。囚われのクレイ姫も大したことなかったよ…ちぇっ

そして、帝国に追われる我らが神皇陛下は、ババデルのもとを去り、マミちゃんの元へ〜!!! 傷を押して、帝都へ急ごうとするフォウルの姿にはぁはぁ。ゲームでは半身たるリュウに比べて、絶対的な力を持つ神皇陛下ですが、それでも人に傷つけられ、追われていくさまは切なさ倍増。

ゲームだと、シリアス一辺倒のフォウル・ルートに対し、釣りしてたり、ミニゲームしてたり、妖精さんを助けたりと和むリュウ・ルートも、この漫画ではばっさり切り捨ててるんで、そうでなくても根っこがシリアスな話がますますシリアスに進んでおります。

結末がわかっている話ではあるのですが、「ブレス」はいいなぁってことで。

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うつろわざるもの ブレス・オブ・ファイア4 第1巻

何を隠そう、我が心のゲーム、ベスト5に入る「ブレス・オブ・ファイア」シリーズ。しかしこっちも「5」で止まってるんで、新作が待ち望まれるんですが…
携帯では出てるんで、今度、買い換える時は遊べる機種にするべ!と心に誓っておりますが、これが「オウガ」だと、速攻で携帯を買い換えるぞ、馬を持ていッ!ってことになりかねません。出ないだろうけど、すくえにだから。でも「ブレス」の新作出たら、機種毎買いかねません。買うから、出してくれないか、カプコンさんや。「オウガ」も当然、その覚悟はしております。

その中でも、家庭用ゲームとは思えぬ重い展開で知られる「ブレス・オブ・ファイア4 うつろわざるもの」が漫画化しとりましたッ!
行きつけの本屋にあったんで、早速、買ってみるなり。

たきがはがどんだけ「ブレス」にはまっているかは、自サイトの「レイ兄ちゃん台詞集」のコンテンツを見てくだされ。

絵のタッチがオリジナルと似た感じなので、違和感なくすんなり読めます。何より、憂いを帯びたフォウル神皇(ゲーム中、読み方がわからなかったんですが、とあるキャラクターの台詞から「こ、神皇陛下」ってあったんで、わしは「こうおう」だと思ってたんですが、漫画では「しんのう」ってルビ振ってあるの。「しんのう」のが読みやすいんですがね)陛下が最高だぁッ!(たきがはは天下御免の面食いです)

あとはクレイ兄さまの尻尾が最強です。ゲーム中も、虎人の何がいかすって尻尾がふさふさしてる(戦闘中なんかもふさふさ波打ってる)のがとってもらぶりーで、もう触りたくて触りたくてしかたなかったんですが(次点、アースラ。顔は犬だけど尻尾のないサイアスはわりとどっちでもいい)、ゲームよりちょっと太くて、ぼってりした感じのしましま(虎だから)が、地面にどどんと垂れてる図はたまりませんわ〜

ゲームではけっこうあれやこれやと寄り道させられるんだけど(それはそれで楽しいからいいんですが)、漫画らしく、すぱっと切った展開もないす。ゲームだと主人公のリュウがまったくしゃべらないんだけど、漫画なのでしゃべってる、その台詞廻しもいい感じです。CVは山口勝平さんだ〜(というか、「ブレス」では3以降、リュウの声は全部勝平さんです。主人公はリュウで、ヒロインはニーナというのは「ブレス」では全作共通です。そういうゲームです)

第1巻はリュウとクレイ、ニーナの出会いにマスターが加わり、西の帝国へ行くまで。ということは次巻で囚われのクレイ姫が登場するわけだな、サイアスとか、妖精さんとか…

何で今頃「ブレス4」の漫画化なのか、よーわからんのですが、好きなので先が楽しみです。

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