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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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映像の世紀 第1集

NHKとABCの共同製作。
たきがは、第6集ぐらいまでしか見てなかったんだけど、職場に全部あったんで見てみることにした。実家に帰った時にヒストリーチャンネルでまとめて全部かかってたのを見逃して、第11集だけ見たのだが、やっぱり全部見てみたいなと。「ミナマタ」ってあったのも気になるし。なにより、このドキュメンタリーのメインテーマは、たきがは悲願のライフワーク「水のほとりの物語」のテーマに拝借してるのは内緒だ。アレンジのしかたで勇ましくもなり、ドラマチックにもなり、また悲劇的にもなる、たきがは好みの曲なのだ。

第1集は映像として残され始めた19世紀末から20世紀初頭まで。貴重な影像の数々と、第1次世界大戦の引き金となったオーストリア皇太子夫妻の暗殺。

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シャーロットの贈り物

最近、東京まで行って映画を見る気力がまったくないので「麦の穂を揺らす風」は見送りました。で、実家の近所で見られるこれを見に行ったわけだな。

子どものころにこの映画を見ても、蜘蛛が好きにはならんかったと思う。

ええと、たきがはも子どものころに見た映画ですし、子ども向けにアレンジもされてたでしょうが、たきがはの好きだった雌蜘蛛のシャーロットはこんなキャラクターじゃなかったと思いまふ。子ども向けの映画でしたんで、劇場内には圧倒的に親子連れが多かったわけなんですが、いまどきのお子さまはこの映画を見て、蜘蛛を好きになってくれるでしょうか? たぶん、ならん。だとしたら、どこのどいつがいかなる評価をくだそうと、この映画がいいとはたきがはは口が裂けても言えません。それとも、子供だましでだまされたのかなぁ。いやぁ、大人が見ていい映画は子どもが見てもいいと思うし、その逆も真なりと思うんだけどなぁ。

子豚のウィルバーがちょっとお馬鹿にしか見えなかったのはまぁ、いいや。いや、それが根本的な問題か。つまり、なんで我らがシャーロットがこんなお馬鹿な豚を、文字どおり命をかけて助けなければならないのか、と思わせたら、この映画、あかんと思う。豚だからこんなもん? でも、特別でも何でもない豚のウィルバーをシャーロットが助けることこそが、この映画の真のテーマなのか?

ウィルバーの飼い主のファーンって、ウィルバーを助けるためには、最初以外何もしとらんような。ウィルバーにとっては確かに命の恩人なんだけど、その後、クリスマスの御馳走にされそうなウィルバーを助けたのは全面的にシャーロットであり、動物たちだったよな〜? ことあるごとにウィルバーをハムだのベーコン呼ばわりするおっさんに食ってかかるでなし。

シャーロットが4回もウィルバーを助けるのは展開的にマイナスでは。
巣に文字が→奇跡だ→人が集まる→飽きられる→ウィルバー、冬にはハム説浮上
という展開を3回も繰り返し、4回目にやっとウィルバーがハムにされる運命から逃れられる、という筋書きはたるい。おっさん、そこまで馬鹿でいいのか。そのためにシャーロットは卵を産んで力尽きてしまうなんてありか。

たきがはの覚えている「シャーロットの贈り物」では、シャーロットがウィルバーを助けたのは1回だけだったような気がする。シャーロットはそのままでは人間たちの食い物にされるウィルバーを、ただ1度、豚の品評会で自らの蜘蛛の巣でレースを編んで着飾ってやった。けれど、蜘蛛のシャーロットの寿命はウィルバーほど長くないし、シャーロットはウィルバーよりも年上だったので大事な卵を産んで力尽きる。シャーロットとの別れを悲しむウィルバー、でも、春になってシャーロットの卵から小さな蜘蛛の子がたくさん孵る。こうして命は巡り、また出会いと別れを繰り返す。

ちなみに吹き替え版で見ました。字幕版やってないんだもん。シャーロット役がジュリア=ロバーツだった。日本語では鶴田真由さん。落ち着いたアルトがなかなかいい感じ。
しかし、どーなるのかと思っていたシャーロットの顔がちと怖いと思う。まぁ、蜘蛛の顔をリアルに描くとやっぱり子ども受けしないんだろうけど、ああいう、アメリカにありがちなデフォルメはいまいち好きになれんなぁ。

やはり、もう一度オリジナルのアニメを見直してみようと思う今日この頃であった。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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「水俣の子は生きている」ほか

「水俣の子は生きている」土本典昭監督。
「水俣病Q&A」佐藤真監督。
「水俣病」「水俣病2」「怒れない世界」「汚濁と放出」鬼塚巌監督。

以上、6本が1枚のDVDにまとめられておった。「水俣病Q&A」は水俣展でかかってるビデオ。水俣病についてわかりやすくコンパクトに説明している。1回は見ておくといい。残る5本は、おそらく今回が初のDVD化じゃなかろうか。「水俣の子は〜」は水俣シリーズの映画を撮る前に土本監督がテレビ番組として撮った番組である。登場している患者さんたちは本名だと思うのだが、狂言廻しの女性は本物か? ドキュメンタリー風番組? 鬼塚巌さんはもうお亡くなりになった写真家で「おるが水俣」という写真を撮り続けた方である。元はチッソの社員だけど、患者さんたちが訴訟に踏み切った時に「熊本・水俣病を告発する会(会長は今年亡くなった本田啓吉氏)」の一員でもあった。チッソの社員はこの時、患者さんたちと支援しようとする労組と、あくまで会社の言いなりになる労組に分裂した。8ミリで撮って、おそらくナレーターも鬼塚さんが吹きこんでいると思うのだが(「汚濁と放出」だけなぜか女性だった)、青林舎・シグロの水俣シリーズに比べて、時代が1960年代半ばに撮られたためもあろうし、その時の水俣の雰囲気もあるのだろうけど、なにしろむちゃんこ重苦しい。画面もナレーションもむちゃんこ重い。

ちなみに、「水俣病−患者さんとその世界(完全版)」から始まって「阿賀に生きる」も含む今までの映像物は、全17巻の水俣病関連のセットもので、1セット50万円もするというお高い代物である。さすがに個人では手が届かず、先日の「水俣・和光大学展」に行った時に見かけて、ほしいな〜と思ってたのだが、職場にサンプル用にDVDが置いてあったので借りて見たのだった。
いま、こうして見直すと水俣病の激動の時代が残っていることをありがたく思うとともに、水俣病公式確認50年の今年、これからの50年に何を残せるだろうかと思うのだった。

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みなまた日記−甦る魂を訪ねて−

土本典昭監督。

1996年の水俣・東京展で初お目見えした遺影を集めた土本監督の、ドキュメンタリー風「水俣のいま(1994〜1995年)」。
1回見た時は遺影の間の印象深さとそれを集めた過程が興味深かったのだが、水俣に来て知った顔も増えると意外な人の意外な登場が驚きであった。

土本監督は、その後も水俣展が各地で開かれるたびに遺影を集めておられるようで毎回増えている。

水俣、という日本の辺境から見える日本という国の歪みを、どうか感じてほしいと思う。

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回想・川本輝夫−ミナマタ、井戸を掘ったひと

土本典昭監督。

1999年に肺癌で亡くなられた、水俣病の患者さんであり、長いことリーダーでもあった川本輝夫さんを、一連の水俣シリーズの影像で振り返る1篇。おそらくナレーターは監督だと思うのだが、聞きづらかった。

「熱意とは事あるごとに意志を表明すること」とは川本さんの座右の銘であった。それぐらい書き留めておけ、たきがは。

水俣病の闘争の中で戦い続け、井戸を掘ったひとでもあり続けた川本さん。改めて冥福をお祈りする。

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