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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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無辜なる海−1982年水俣

香取直孝監督。

一連の青林舎の水俣シリーズを撮った土本監督ではないのでまた違った角度から水俣が見られる。
のだが、すみません。たきがは、中盤の、おそらく、ボリューム的にいちばん大きかったであろう、モモエさんの証言で沈没しかけますた。ぐー。正直なところ、あまり話の上手な、慣れた方ではないと思われる。しかも監督やらインタビュアーやらが突っ込まないので一人語りが訥々と続く。聞いていて辛い。なぜこの方の話でなければならなかったのか、とも思う。
その後、緒方正人さんが登場。緒方さんといったら、いまでは「チッソは自分である」という告白をされて、申請もやめてしまった稀有なお方だ。その甥の青年が、「水俣−患者さんとその世界」で「海」を歌っていた胎児性の患者さんで、笑顔のむちゃんこ可愛い少年の成長した姿だったとはたきがは、思いも寄らず、また、あどけない笑顔でありながら、自分が受けた水俣病という足枷を悟ったいたいけな少年が!と大変ショックだった。それだけの歳月が1982年には流れたということなのだなぁ。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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水俣の甘夏

小池征人監督。

水俣病のために船に乗って漁ができなくなり、漁場も奪われた水俣の漁師さんたちは甘夏農家に転職した人も少なくない。もともと水俣は甘夏の産地、条件は揃っていた。しかし、自らの水俣病を教訓とすべく、できるだけ農薬を使わない甘夏を作ろうと試行錯誤を繰り返すが、それは重労働を招くことでもあった。そんな時、互助会の会員の中に様々な理由により、除草剤をまいてしまった人びとがいた。世に「甘夏事件」として知られるそれは、患者支援団体、水俣病センター相思社をも捲き込んだ騒動に発展する。その顛末を追ったドキュメンタリー映画。

最初は、水俣の低農薬甘夏作りを撮ろうとした映画だったのだが、撮影の半ばで上記のような農薬使用事件が発生してしまい、そちらがほとんど。
農薬を抑えた甘夏栽培は人の手を余計に必要とする。摘果、草刈、それらはそうでなくても体力に不安があり、運動失調などの障害を持つ水俣病の患者さんたちには重労働であった。もちろん、中にはそうした手間を惜しまず、重労働に耐えてきた人びともいる。そういう人たちにとってはどんな理由であっても除草剤を使ったことが許せず、会議では厳しい意見を吐く。けれど、話し合いを進めるうちに、いちばん厳しいことを言っていた人が、除草剤を使った過ちを他人事とせず、互助会全体の問題として受け止めるようになっていく。

いまも、水俣にはたくさんの甘夏がたわわに実っている。5月の花の咲く時期から翌年1月の収穫まで、甘夏は1年がかりの作業である。有機栽培がもてはやされ、無農薬・低農薬を売りにする農産物が並ぶ時代、それを作った人のことを思いながら、買う物も選んでいきたいものだなぁと思った。

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水俣の20年、水俣の30年

土本典昭監督。

本来は別の作品なんだけど、同じDVDに入ってるのでまとめ見。ずーっと水俣を撮り続けている青林舎ならではのダイジェスト版、「20年」、新しい影像も加えた「30年」。
まとめて振り返るにはいいかもしれないけど、水俣病という巨大な事件を追うには1本1本見た方がずっとわかりやすいのは言うまでもない。

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不知火海

土本典昭監督。

1970年代の不知火海周辺をオムニバス的に綴った影像。ここで初めて御所浦のことが出てきたように思う。2時間半と一連の水俣シリーズの中では「患者さんとその世界・完全版」に次ぐ長さのようだが、長さを感じさせない佳作。

やはり「蟻の兵隊」のところでも書いたけど、土本監督が我々、見ている者の代弁者のように出ているところがいい(ナレーターは別の方だが)。中途半端に画面に、音声に存在しているのは雑音として無視していいのか、ちゃんと聞いてないといけないのか区別がつかなくていけない。

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シャーロットの贈り物

と言ったら、たきがは「10の映画」と言ってもいいほど好きなアニメなんだが、なんですか、最近、実写化されたそうで。12月23日から公開だそうで。ぐはっ 映画のチェック全然してないし、そうでなくてもテレビも見ないし新聞もケン=ローチ監督の新作に気を取られてて、知りませんでした。
それに、これだけ「好き」とか言ってるくせに記事書いてないし。何年か前に某国営放送の衛星でやったんだけど、気づいたの放映した後で、ビデオも録ってないんだよね〜 よって、子どものころの記憶で書いとります。

しかし、たきがはがそもそも蜘蛛好きになったのはこのアニメのおかげでありまして、それはそれは良い話なんですよっ!

でも、水俣には映画館ねーしなー。正月に実家帰ったら、見に行くのもいいかなぁ。ジュリア=ロバーツは別に好きでも嫌いでもないし。どうせ初詣しないしね。
しかし、実写で蜘蛛のシャーロットをどう表現するのか? CGかなぁ。いまから興味津々。

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