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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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水俣-患者さんとその世界(完全版)

土本典昭監督。

前に見たのは2時間版。いろいろと前に見なかった影像が加わって、ほんとに長かったのだが、途中で眠くなったので2日にわたって鑑賞。

前に「川本輝夫さん 井戸を掘った人」という映画を見て、別のブログで感想書いたんだけど、未発掘の水俣病患者さんたちが川本さんに言ったのは「申し訳なくて」じゃなくて、「厚かましくて」であった。ほかならぬ、その「厚かましい」と思ってしまう行政の不作為のために自分も娘さんも水俣病に苦しめられているというのに、「厚かましい」はないだろうと思う。そう思わされてきた人びとがいたという事実を考えさせられた。

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蟻の兵隊

あれだけくそみそに言ったくせに、ネタ的には見逃せないと思うし、近くで公開したんでまた行きますた。

もういいや。

2回目の鑑賞ではさすがにカメラワークにも慣れたと見え、酔いませんでした。しかし、いろいろとこの映画の欠点が、前回指摘しなかったところも含めて目につきました。

1.監督の奥村さんとの応答が聞きづらい。
監督という存在を隠したいなら、そもそも応答することが不自然。奥村さんだけを徹底して追えばいいし、監督を奥村さんと対話する者として表わしたいならちゃんと声を録ってほしい。半端な存在がいちばん困る。これは、一連の土本典昭監督の水俣シリーズを見てて思ったこと。あのシリーズでは土本監督はちゃんと出てるよ。患者さんや関係者と対話してるよ。

2.音声と周囲の雑音のバランスが悪いところがある。
周囲の雑音は効果音と違うで。冒頭の靖国神社に初詣に来た若い娘さんたちと奥村さん、というシーン、周囲の雑音がうるさくてそうでなくても聞き取りにくい奥村さんの声をちゃんと拾ってない。それではいけない。素人の撮影じゃないんだから、雑音カットしないでも、もっと小さくしてよ。雑音多いよ。

3.クライマックスがやっぱり不明。
私的には靖国神社だと思う。その後、だらだら影像をつなげるのはどうか。映画として切るべきところで切ってほしい。この題材を映画に選んだ以上、見せることを考えてくれにゃ。それはやらせとは言わんだろう。

たんぽこ通信 映画五十音リスト

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水俣の図・物語

きつねのご機嫌が直った。よかったよかった。

土本典昭監督。

「水俣・和光大学展」で見た「水俣の図」のビデオはダイジェスト版だったのだな。そして、水俣の図にまだ続きがあったとは知らなんだ。丸木美術館になかったと思うんだがなぁ。どこにあるのか、描かれたのならぜひ見たいものだ。
水俣の図を描いて、もっと明るい、希望の持てる絵を描くために再度、水俣を訪れたお二人、俊さんが患者さんたちの似顔絵を描くシーンがいい。最初、堅い表情で描かれていた患者さんたちが似顔絵を見せられて嬉しそうに笑う。その笑顔がいい。また、明水園という水俣病の認定患者さんばかりがいる施設では堅い表情をしていた胎児性の患者さんが、日曜日にうちに帰ってきて、俊さんがその友だちの似顔絵を描く傍ら、位里さんに海の絵を描いてくれとねだる、その柔らかい娘らしい表情もいい。
この二人をモデルのように、次の絵に取りかかった丸木夫妻。その絵は最後まで描かれたのか、どこにあるのか、続編はあるのか、知りたいなぁ。

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阿賀に生きる

1992年。阿賀に生きる製作委員会。

新潟水俣病の舞台、阿賀野川流域に生きる人びとの暮らしを撮ったドキュメンタリー映画。その年の日本国内の映画賞をかなり取ったそうな。
ありがたいことに方言には字幕付。わからないもんなぁ。

阿賀とは、地元の人びとが阿賀野川を信頼を込めて呼ぶ言い方だそうだ。阿賀のほとりで田んぼを守り続けるご夫婦。船大工を一人でしてきて船が造れなくなり、10年間船造りをやめてきたが、59歳のお弟子さんをもらって久しぶりの船を造った方、餅を作る方、水俣病未認定患者の方々。
雪深い新潟の大河、阿賀野川に発生した新潟水俣病の訴訟がなければ、1959年に封じ込められた熊本水俣病の訴訟もあり得なかった。
ヒロシマにナガサキがあるように、クマモトにもニイガタがある。しかし、いまも「あれは水俣病患者ではない(=ニセの患者である)」と言われるように根深い断絶の跡が残る新潟、水俣病がもたらした悲劇の大きさを思う。

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アタック・ナンバー・ハーフ

2をやってたのをビデオに録ってもらいまして、ついでに1も鑑賞。

タイに実在するオカマのバレーボールチームのチーム結成から国体で優勝するまで。

チームのキャプテン、チャイ、ただ一人の普通の人。けっこうハンサム、妻帯者。もとは補欠扱いだったようだが、おなべのビー監督が赴任したことに反発するチームメイトの中でただ一人残る。最初はオカマたちに偏見を持っていたが中盤でしっかり締め、最後は喧嘩もしてたモンと親友になった。バレーボールを続けてるのはチャイとモンだけかな。素晴らしく理解力のある奥さんは、チャイよりオカマたちに偏見がない。
おそらく主人公のモン、字幕で最初はゲイと言ってたのにジュンの登場からオカマ言葉になる。あんまり自分からは積極的に動かない。実の父親を嫌っており、その反動でオカマになったと思われる。チャイも認める頼れるやつ。バレーボールが大好きで親友のジュンには「あんたはバレーボールを止められない」と言われるほど。真面目。
チームのムードメーカー、ジュン。家族公認のオカマのためか、すごく明るい。一度はバレーボールを諦めかけたモンを引っ張っていくバイタリティの持ち主。前は屋台の売り子、後は銀行員。
チームのエースアタッカー、ノン。ジュンに水牛とからかわれるほどがたいがいい。スパイクしたボールは全部つぶした怪力の持ち主だが(試合中にはそういう描写がなかったのは手加減したか?)メンバー中、随一の夢見る乙女の心を持つ。前は軍人、後は建築会社に就職。
チームの華、ピア。ゲイバーで働くダンサーで唯一豊胸手術をし、チャットというダーリンがいる。しかしチャットは婚約者に心変わりしてしまい、バレーボールに集中する。後に一流のダンサーになった。
インテリ、ウィット。目立たないけど縁の下の力持ち的ポジションか。家族にゲイであることをあかしておらず、婚約させられるも決勝でチームに戻る。
ビー監督。とある高校のチームを三年連続で優勝させた実績を持つ。時に厳しく時に暖かくチームを導く名将。性別で差別せず、ピアには「母親です」とまで言われるほどメンバーの信頼は篤い。
エイプリル、メイ、ジューンの三つ子。監督の教え子だが三人ともオカマ。しかし監督のめがねにかなうんだから相当の実力者であろう。

単純におもしろい映画。見終わった時にオカマへの偏見がばかばかしくなってくるかも?

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